小林嵐が春日野部屋入門会見「負けたくない」同じく角界入りの埼玉栄同期7人をライバル視

2022年12月11日 18:27

相撲

小林嵐が春日野部屋入門会見「負けたくない」同じく角界入りの埼玉栄同期7人をライバル視
春日野部屋入門会見を行った埼玉栄の小林嵐(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 埼玉栄高相撲部3年の小林嵐(18)が11日、東京都墨田区の春日野部屋で入門会見を行った。
 部屋の兄弟子にあたる十両・栃武蔵(23)、幕下・塚原(23)、幕下・栃神山(22)と同じ入間市立黒須中、埼玉栄高から同部屋へ入門。「昔からお世話になっているのでこの部屋に決めました」。師匠の春日野親方(元関脇・栃乃和歌)と入間少年相撲クラブの西澤正夫監督が明大相撲部の同期だった縁から、小林は中学生の頃から同親方と交流があった。「稽古をしっかりやるというのが決め手」と、猛稽古で知られる同部屋への入門を自ら志願した。

 埼玉栄高相撲部の同期9人中7人が同じく角界に進む。昨年中退した三段目・琴拳龍(18=佐渡ケ嶽部屋)、九州場所で初土俵を踏んだ岡野(17=武隈部屋)、根岸(18=武隈部屋)、鶴(17=藤島部屋)、風栄大(18=押尾川部屋)。そして初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)で同時に初土俵予定の高校横綱・高山瞬佑(18=武隈部屋)と齋藤成剛(17=伊勢ノ海部屋)。ライバルだらけの中で「人一倍負けず嫌いなので、負けたくないという気持ちはあります」と闘志を燃やす。中でも「高山は友でありライバル」と高校横綱を特に意識した。

 「馬力は絶対負けない」と自身の強みを分析。「栃煌山関(現・清見潟親方)のもろ差しを参考に」と技巧派の四つ相撲をこれから磨いていく。「大学(卒業)組より先に上がりたい。21、22歳までには上がりたい」とまずは関取を目指していく。そしてその先は「大相撲に入るなら横綱」と大きな夢を描いた。

 ◇小林 嵐(こばやし・あらし)2004年(平16)5月7日生まれ、埼玉県入間市出身の18歳。小5の頃、入間少年相撲クラブで相撲を始める。入間市立黒須中3年時に関東大会優勝。埼玉栄高2年時に関東選抜大会重量級(100キロ以上)準優勝。3年時に関東大会無差別級3位、全国高校選抜宇佐大会3位、国体8強。

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