【白鵬杯】前日稽古にウクライナチームなど参加 宮城野親方「よく来てくれた」土俵で実演指導も

2023年02月11日 18:34

相撲

【白鵬杯】前日稽古にウクライナチームなど参加 宮城野親方「よく来てくれた」土俵で実演指導も
宮城野親方(元横綱・白鵬)と記念撮影に収まるウクライナチームの選手たち Photo By 代表撮影
 12日に東京・両国国技館で行われる少年相撲大会「白鵬杯」に出場する選手たちが大会を前日に控えた11日、東京都墨田区の宮城野部屋で稽古を行い、宮城野親方(元横綱・白鵬)らの指導を受けた。
 稽古に参加したのは、ウクライナから5人、ハワイから6人、モンゴルから11人、岩手県山田町から3人の小中学生。四股、すり足、鉄砲では宮城野親方が土俵に降りて実演指導した。基礎運動の大切さを説く大横綱の言葉に、子供たちは真剣な表情で聞き入っていた。

 一丁押しでは、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ)での新十両昇進が決まっている落合(19)と幕下昇進が確実な大谷(23)が胸を出した。落合は4年前の白鵬杯中学生の部で優勝しており、同大会に参加する子供たちにとっては身近な“先輩”にあたる。史上最速となる所要1場所での新十両昇進を果たした“令和の怪物”が直々に胸を出し、元気な子供たちの当たりを受け止めた。

 コロナ禍で昨年は規模を縮小して開催、一昨年は中止となっており、海外選手の招待は3年ぶり。宮城野親方は「ようやく盛大に集まったな」と感慨を込めた。「特に今回はウクライナチームが大変な思いをしながらよく来てくれたなと思います」と来日に感謝。「勝ち負けよりも参加することが大事。(大会後に)ふるさとに帰って、再び日本に行ってみたいという気持ちになればこの大会の成功だと思う」と話した。また、相撲が持つ日本の伝統文化の側面についても言及。「相撲は勝っても負けても礼をする。礼をすることでリセットされる。0に戻る。0(れい)だから。もちろん相撲をスポーツとして発展させないといけないけど、礼に始まり礼に終わるということも世界に広めていきたい」。日本人よりも日本人らしいと評されることも多い親方らしく、この大会を通して相撲が世界に普及していくことを願った。

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