ネッツで移籍組4人が先発 試合は土壇場で76ersに逆転負け 渡辺の出場時間は5分のみ

2023年02月12日 10:45

バスケット

ネッツで移籍組4人が先発 試合は土壇場で76ersに逆転負け 渡辺の出場時間は5分のみ
76ersのハーデンをかわしてシュートを放つネッツのブリッジズ(AP) Photo By AP
 東地区全体5位のネッツは11日、地元ブルックリン(ニューヨーク州)で同3位の76ersと対戦。98―101(前半60―52)で敗れて33勝23敗。このカードでは今季3戦全敗となった。
 サンズに放出したケビン・デュラント(34)の故障欠場と離脱後は6勝10敗、マーベリクスに放出したカイリー・アービング(30)の離脱後は1勝3敗。ビラノバ大時代に全米大学選手権(NCAAトーナメント=2016、18年)で2度の優勝経験のある前サンズのミケル・ブリッジズ(26=18年ドラフト全体10番目指名)が、新天地初戦でチーム最多の23得点をマークしたが、1点を追って迎えた第4Qの残り2秒、ゴール下にもぐりこんで放った左手のレイアップはリングに嫌われた。

 ネッツは98―101となったあとの残り0・9秒でのスローインから、マーベリクスから移籍のスペンサー・ディンウィディー(29)が正面から“ディープ3”を決めて同点にしたかと思われたが、ボールをリリースする前にタイムオーバーとなっており同点シュートは取り消し。6点リードして迎えた第4Qでは残り5秒でジョエル・エンビード(28)にフリースローを2本決められるまでリードを保っていたものの、土壇場で試合をひっくり返された。

 ネッツでは前マーベリクスのディンウィディーとドリアン・フィニースミス(29)、前サンズのブリッジズとキャメロン・ジョンソン(26)が先発。センターのニック・クラクストン(23)を除いて前週までの先発5人のうち4人が代わる陣容になり、これまで先発していたロイス・オニール(29)、ベン・シモンズ(26)、キャム・トーマス(21)、ジョー・ハリス(31)らはベンチに回った。移籍組ではジョンソンが12得点、7リバウンド、ディンウィディーは9得点、6リバウンド、6アシスト、フィニースミスは5得点、8リバウンドで、ベンチから出たハリスは6本の3点シュートで18得点を記録した。

 今季ここまで第1Qの終盤もしくは第2Qの出だしから起用され、平均出場時間が18・6分だったていた渡辺雄太(28)も〝旧先発陣〟同様にプレータイムが減少。44―41で迎えた第2Qの5分33秒から“12番目の選手”として登場してディンウィディー、フィニースミス、ブリッジズ、クラクストンのユニットの中に入ったが、左のコーナーから3点シュートを2本続けて失敗した。

 するとジャック・ボーン監督(48)は渡辺に代えて今季の3点シュート成功率が45・5%(規定本数には10不足)のジョンソンをすぐにコートに戻し、このクオーターでの渡辺のプレータイムは1分56秒だった。

 結局、渡辺の出場時間は5分2秒で、11月7日のマーベリクス戦で記録していた4分38秒に次いで今季2番目に短いプレータイム。トレード締め切り日(9日)の前に史上最年少で3試合連続の40得点超えを達成していたガードのキャム・トーマス(21)でさえ出場は18分(14得点)だった。

 なお渡辺の3点シュート成功率は前日までの49・1%から48・1%にダウン。規定本数には4本不足しているものの、この部門で1位になっているのアイゼイア・ジョー(23=サンダー)の45・8%は上回っている。

 76ersはジョエル・エンビード(28)が37得点と13リバウンド、ジェームズ・ハーデン(33)が29得点と6リバウンド、6アシストをマークして勝利に貢献。チームの3点シュート成功は23本中6本(成功率26・1%)にとどまったが、きわどい試合をものにして今季の成績を36勝19敗とした。

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