全国選抜高校相撲弘前大会 和歌山商業が団体優勝 個人戦は拓大紅陵の成川力哉が初の全国制覇

2023年02月12日 08:51

相撲

全国選抜高校相撲弘前大会 和歌山商業が団体優勝 個人戦は拓大紅陵の成川力哉が初の全国制覇
全国選抜高校相撲弘前大会の団体戦で優勝した和歌山商業(提供写真) Photo By 提供写真
 全国選抜高等学校相撲弘前大会が11日、青森県弘前市の県武道館で行われた。20年は同会場の改修工事のため、一昨年と昨年はコロナ禍のため中止となっており、4年ぶりの開催となった。この大会は2年生以下による最初の全国大会で、今シーズンの開幕戦として今年1年を占う大きな意味を持つ。
 個人戦は、拓大紅陵の成川力哉(2年)が頂点に立った。長身を生かした四つ相撲を得意とし、左を差して前に出る内容で勝ち進んだ。決勝の相手は、自身よりもさらに大きな体のムンフビルグーン(鳥取城北)。左四つに組み合うと、相手が出てくるところを左下手投げで体を入れ替えて寄り倒した。成川は、昨年の全国高校選抜大会100キロ級16強がこれまでの最高実績。無差別級の全国大会で初めて上位へ勝ち上がり、いきなり日本一の栄冠をつかんだ。

 団体戦は、1年生3人の下級生チームで臨んだ和歌山商業が優勝。準決勝で鳥取城北を破った足立新田と決勝で対戦。1―1の大将戦にもつれ、昨年度の中学横綱・西出大毅が勝負を決めた。個人戦では16強に1人も残らなかったが団体戦で総合力を発揮。同じメンバーで出場した昨年9月の宇佐大会では3位に入っており、今年の活躍を期待させる優勝となった。


 ▽個人戦 準々決勝
閨谷広徳(石川・金沢学院大附属) 寄り切り 新谷雄太朗(和歌山・箕島)
成川力哉(千葉・拓大紅陵) 寄り倒し 宮崎悠陽(神奈川・向の岡工業)
野田典雅(和歌山・箕島) 寄り倒し 佐藤悠佑(福島・日大東北)
ムンフビルグーン(鳥取城北) 寄り切り ブヤントグトフ(高知・明徳義塾)

 ▽準決勝
成川力哉 押し出し 閨谷広徳
ムンフビルグーン 寄り倒し 野田典雅

 ▽決勝
成川力哉 下手投げ ムンフビルグーン

 ▽団体戦 決勝トーナメント1回戦
高岡向陵(富山) 3―0 明徳義塾(高知)
箕島(和歌山) 2―1 文徳(熊本)
和歌山商業 3―0 金沢市立工業(石川)
埼玉栄 2―1 黒羽(栃木)
五所川原農林(青森) 2―1 金沢学院大附属(石川)
鳥取城北 3―0 岐阜農林
新名学園旭丘(神奈川) 3―0 弘前実業(青森)
足立新田(東京) 3―0 向の岡工業(神奈川)

 ▽準々決勝
高岡向陵 2―1 箕島
和歌山商業 2―1 埼玉栄
鳥取城北 2―1 五所川原農林
足立新田 3―0 新名学園旭丘

 ▽準決勝
和歌山商業 2―1 高岡向陵
足立新田 2―1 鳥取城北

 ▽決勝
和歌山商業 2―1 足立新田
○中西海心 押し倒し 今田光紀 
 山本十蔵 引き落とし 横山司○
○西出大毅 押し倒し 横山響 

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