バスケ日本男子 格上イランに35点差で圧倒 河村はシュート成功率100%!

2023年02月24日 04:41

バスケット

バスケ日本男子 格上イランに35点差で圧倒 河村はシュート成功率100%!
<日本・イラン>第4Q、シュートを決める河村(左)=撮影・小海途 良幹 Photo By スポニチ
 【バスケットボール男子W杯アジア2次予選   日本96―61イラン ( 2023年2月23日    群馬・高崎アリーナ )】 世界ランキング38位の日本が同20位のイランを96―61で圧倒しW杯イヤーの初戦を白星で飾った。ポイントガードの河村勇輝(21=横浜BC)が15得点の活躍。3本の3点シュートを含む全6本のシュートを決めて成功率100%を記録した。10日に日本国籍を取得したホーキンソン・ジョシュ(27=信州)が17得点、11リバウンドのダブルダブルを達成し、大学生の金近廉(19=東海大)は両チーム最多20得点をマーク。日本は開催国枠で既にW杯出場権を獲得しており、26日にバーレーンと対戦する。
 確実にリングを射抜いた。ベンチスタートの河村は第1Qは残り4分34分から登場。残り2分49秒、残り2分3秒と立て続けに3点シュートを沈めた。その後もレイアップやフローターなど多彩な形で得点を重ね、シュート成功率は驚異の100%を記録。デビュー2戦目の昨年8月の対戦で敗れたイランに35点差で大勝し「リベンジできて本当に良かった。(シュート成功率100%は)思い切ってシュートを打った結果」とうなずいた。

 1メートル72の司令塔は今季Bリーグで日本人トップの1試合平均18・5得点をマーク。1月のオールスター戦に史上最多得票で最年少選出され、バレンタイン企画ではモテ男No・1にも輝いた。15日の天皇杯準決勝、琉球戦では自己最多45得点を記録。天皇杯準決勝に出場した選手は代表合宿に途中参加で合流初日の16日は軽めのメニューが組まれていたが、河村はシュート練習など激しいトレーニングを志願。飽くなき向上心が進化を支えている。

 NBAの八村(レーカーズ)、渡辺(ネッツ)、Gリーグの馬場(レジェンズ)、ネブラスカ大の富永ら米国チームに所属する選手を欠く中で、FIBAランクで格上のイランを圧倒。代表デビューしたホーキンソン、金近の新戦力が躍動するなど実り多い試合となった。

 ホーバス監督は試合前夜のシミュレーションを上回る結果だったことを明かし「ちゃんとやったら88―68ぐらいで勝つと思っていた。もっとできたので、びっくりした」と目を細めた。次は中2日でバーレーンと対戦。アジア最上位になれば24年パリ五輪の出場権を得るW杯本大会に向け、高いパフォーマンスを継続することが求められる。

 ▽23年バスケットボール男子W杯 日本(沖縄)、フィリピン(マニラ)、インドネシア(ジャカルタ)の3カ国で、8月25日~9月10日に開催される。32カ国(欧州12、米大陸7、アフリカ5、アジア・オセアニア8)が出場し、既に日本は開催国枠で出場が決定。今月末で出場チームが出そろう。1次リーグの組み合わせ抽選会は、4月29日にマニラで開催される。

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