“New渋野” 復活の兆し 今季初戦5差発進 青木コーチと再タッグ 新スイングに手応え

2023年02月24日 04:45

ゴルフ

“New渋野” 復活の兆し 今季初戦5差発進 青木コーチと再タッグ 新スイングに手応え
今季初戦、2アンダーで発進した渋野(AP) Photo By AP
 【米女子ゴルフツアーホンダLPGA第1日 ( 2023年2月23日    タイ・サイアムCC=6576ヤード、パー72 )】 今季初戦の渋野日向子(24=サントリー)は4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーの38位で滑り出した。首位とは5打差。19年全英女子オープン優勝に導いてくれた青木翔コーチ(39)と再タッグを組み、新たなスイングに挑戦する“Newしぶこ”の新シーズンが幕を開けた。
 本格参戦2年目、渋野は新たな挑戦を始めている。その今季初戦、初ラウンドは2アンダーの70で38位発進。「ショットに関しては自分が思っていたよりも全体的に良かった」と感じた一方で、「やっぱり最後の方は疲れもある中でいいスイングもできなかったので、ぼちぼちかな」。ただ、そう語る24歳の表情は明るい。

 「楽しみな気持ちが多かった。まずはアンダーで回れたことがうれしい。本当に気合と根性でやった感じ(笑い)」

 このオフ、20年まで師事した青木コーチに再び指導を仰ぎ、新たなスイングに取り組んだ。21年から右肩より手が上がらないほどトップの位置を低くし、フラットに振り抜くスタイルをつくってきた。しかし、このラウンド中の素振りでは明らかに高いトップの位置を意識するさまが見て取れた。現地情報によると、インパクトにかけて縦振りを意識しているという。さらには1Wもピン社の新モデルにチェンジして臨んだ新シーズン。「まだ強くは言えないけど、やっぱり勝ちたい」という思いがある。

 前半をイーブンパーで折り返すと、12番パー3で第1打をピン奥1メートルに寄せてバーディーを奪う。13番をボギーとしたが、続く14番でバーディーを奪いバウンスバック。最終18番パー5では第3打をピン左2メートルにつけ、バーディーで締める粘りも見せた。この日のフェアウエーキープ率は78・57%、パーオン率は83・33%。渋野自身は「まだまだ」と話すが、新たな一歩を踏み出した。

 トップとは5打差。今大会は直近6年全て優勝スコアが通算20アンダー以上と伸ばし合いの戦い。同じサントリーに所属する先輩、宮里藍さんが10年に制したトーナメントでもある。「しっかり攻めて、気合で頑張りたい」。力強く、自らを鼓舞するように言った。

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