小兵・川副が長身の峰刃を豪快下手投げ 左四つがっぷりでも「“ヤバい”という感覚はなかった」

2023年03月12日 20:13

相撲

小兵・川副が長身の峰刃を豪快下手投げ 左四つがっぷりでも「“ヤバい”という感覚はなかった」
川副 Photo By スポニチ
 【大相撲春場所初日 ( 2023年3月12日    エディオンアリーナ大阪 )】 一昨年の学生横綱の幕下・川副(23=宮城野部屋)が峰刃(23=錣山部屋)を下手投げで破って白星発進とした。
 身長1メートル67の川副は自身より22センチ大きな峰刃に左四つに組み止められたが、両まわしを引き付けて強靱な背筋力で吊り上げるようにして体を入れ替え、最後は豪快な下手投げを決めた。がっぷりの体勢で不利かと思われたが「思った以上に落ち着いて取れていた。組んだ時に自分の中で“ヤバい”という感覚はなかった」と冷静に振り返った。

 余裕を持てた要因は日々の猛稽古。新入幕の北青鵬(21)や新十両の落合(19)ら期待の大きな力士たちと激しい稽古を積んできたことで実力をつけ、自信も深めた。「2人とも僕よりも学年は下。だから凄く刺激になっています」。ダブル昇進で注目を集める2人を見て、自分も早く関取になりたいという思いはより強くなった。

 今場所の番付は十両目前の西幕下3枚目。「取りこぼしがないように負けない相撲を取りつつ、常にチャレンジャーの気持ちも持って勝ちにいきたい」。デビュー4場所目、新十両昇進へ向けて好スタートを切った。

おすすめテーマ

2023年03月12日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム