アマチュア横綱・中村泰輝が二所ノ関部屋入門発表 幕下10枚目格付け出しで夏場所デビューへ

2023年03月23日 14:00

相撲

アマチュア横綱・中村泰輝が二所ノ関部屋入門発表 幕下10枚目格付け出しで夏場所デビューへ
二所ノ関部屋入門が決まったアマチュア横綱の中村泰輝 Photo By スポニチ
 大相撲の二所ノ関部屋は23日、昨年のアマチュア横綱で日体大を今月卒業した中村泰輝(22)が入門することを発表した。幕下10枚目格付け出しで夏場所デビューする。
 角界大注目の逸材の進路がようやく決まった。この日午前、大阪府大東市の二所ノ関部屋宿舎に到着。あす24日からは稽古にも参加し、今後は母校の新潟・海洋高で入門会見を行う予定。二所ノ関部屋には、中村親方(元関脇・嘉風)を始め、十両・友風(28)や、新潟・能生中と海洋高でもチームメートだった幕下の嘉陽(23)、高橋(23)ら日体大の先輩が多数在籍している。

 中村泰輝は「入門も決まっていよいよという気持ちです。希望していた部屋でもありますし、入れてうれしい。プロの第一歩に立てたので、早く部屋の生活に慣れて関取に上がれるよう、夏場所までしっかり稽古していきたいです」とコメント。師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)は「高い素質を持っている印象。なんと言っても体に恵まれているのが魅力的です。まだ伸びしろがあると思っています。しっかり自分のやってきたことを伝えていければ将来楽しみです。スピード出世とかは気にせず、じっくり鍛えてやるべきことをやり続けてほしい」と大きな期待を込めた。

 中村泰輝は日体大1年時に学生横綱を獲得し、3、4年時には2年連続でアマチュア横綱に輝くなど大学4年間で計13冠。1年時と4年時の国体優勝も含め、幕下15枚目格付け出し資格を得られるビッグタイトルを歴代最多の5個も獲得した。
 昨年の国体と全日本選手権を制しているため、市原孝行(元幕内・清瀬海)、遠藤聖大(現幕内)、大道久司(現幕内・御嶽海)に続いて史上4人目の幕下10枚目格付け出し資格を得ている。新たな“怪物”がついに大相撲の世界へ。今後どこまで成長していくのか、デビューの夏場所から大きな注目が集まる。

 ◇中村 泰輝(なかむら・だいき)2000年(平12)6月7日生まれ、石川県津幡町出身の22歳。小1から津幡町少年相撲教室で相撲を始め、新潟・能生中に相撲留学。3年時には全国都道府県大会3位、白鵬杯優勝。新潟・海洋高1年時に全国高校総体準優勝、全国選抜十和田大会3位。3年時に全国選抜十和田大会優勝、国体3位。日体大1年時に東日本新人戦優勝、全国大学実業団対抗和歌山大会優勝、東日本体重別135キロ以上級優勝、全国体重別135キロ以上級優勝、国体優勝、全国学生選手権優勝。3年時に東日本体重別135キロ以上級優勝、全国体重別135キロ以上級優勝、全日本選手権優勝。4年時にワールドゲームズ無差別級金メダル、東日本体重別135キロ以上級優勝、国体優勝、全日本選手権優勝。大学時代に獲得したタイトルは計13個。1メートル93、175キロ。

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