穴井 3年8カ月ぶりV ささきとのPO対決制した「夢じゃないかと思うくらい実感がありません」

2023年04月03日 04:30

ゴルフ

穴井 3年8カ月ぶりV ささきとのPO対決制した「夢じゃないかと思うくらい実感がありません」
優勝し副賞の水上バイクにまたがり笑顔を見せる穴井(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー ヤマハ・レディース葛城最終日 ( 2023年4月2日    静岡県 葛城GC山名C=6480ヤード、パー72 )】 5位から出た穴井詩(35=GOLF5)が19年NEC軽井沢72以来、約3年8カ月ぶりの通算4勝目を挙げた。難しいピンの位置に上位のスコアが伸び悩む中、70とまとめ、通算9アンダーで並んだささきしょうこ(26=日本触媒)とのプレーオフ2ホール目で制した。首位で出た鶴岡果恋(23=明治安田生命)は79と崩れ、通算3アンダーの13位に終わった。
 54歳のキャディーのためにも“死闘”は避けたかった。プレーオフ2ホール目の18番。「ここで決めよう」。穴井は1・5メートルのウイニングパットを沈めると力強くガッツポーズをつくった。一時は5人が首位に並ぶ大混戦となったが、メンタル面のケアもしてもらっている田子元治氏に支えられ、3年8カ月ぶりの優勝を手にした。

 「夢じゃないかと思うくらい実感がありません。田子さんのためにも早く(勝負を)決めたいと思っていました」。昨季の平均飛距離は257・49ヤードのツアーNo・1の飛ばし屋。しかし、1月からプロ入り時に指導を受けていた石井雄二コーチと再タッグを組み、アドレスで背中が猫背になる悪癖を修正。テイクバックがスムーズになりショットが安定した。飛距離は15ヤードほど落ちたが、今季のパーオン率は77・08%のランク3位と、昨季の25位(69・60%)から飛躍的に向上した。

 「(年間)複数回優勝も(賞金)1億円突破も(国内)メジャーも獲りたいです。欲望しかないです」。35歳のベテランは若手に負けじと貪欲だ。

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