【大相撲春巡業】若元春が念願の三賞受賞に意欲「一番ほしいのは技能賞」

2023年04月05日 19:01

相撲

【大相撲春巡業】若元春が念願の三賞受賞に意欲「一番ほしいのは技能賞」
三賞への思いを口にする若元春 Photo By スポニチ
 大相撲春巡業は5日、愛知県稲沢市で行われ、小結の若元春(29=荒汐部屋)が稽古後に取材に応じ、念願の三賞受賞へ、さらなる精進を誓った。
 弟の関脇・若隆景に出世では先を越されたが、昨年初場所の入幕後、左四つの型に磨きをかけ、8場所で負け越しは昨年の名古屋場所のみと安定した成績を残している。新小結の初場所は9勝、春場所も11勝をマーク。日増しに大きくなるファンの声援も実感しており「応援している人が増えてありがたいですね。まだ足りないところもあるので頑張りたい」と話した。

 その一方で、2場所とも三賞の選考の候補になりながらも惜しくも受賞を逃した。三賞受賞を「今年の大きな目標」としているだけに「足りないから、もらえなかった。頑張ってもらいたい」と前向き。一番ほしいの賞はの問いには「技能賞ですかね。力士やっていて技能を評価されるのはありがたいですから」と明かした。

 さらなる成長へ、左四つの型に持ち込むまでのバリエーションも増やしている。稽古でも立ち合いは頭からでなく、手を出すなど、いろいろ試しています」。春場所千秋楽の琴ノ若戦では巻き替えを試みて土俵際でのうっちゃりにつなげた。巻き替えは、差し身のうまさに定評があった鶴竜親方(元横綱)の現役時代の取組映像を何度も見るなど研究しており「まだまだ及ばないですけど、参考にさせていただいています」と熱心な一面ものぞかせた。夏場所も成績次第では大関獲りも現実味を帯びてくる。「三賞を目標にしつつ、2桁をハードルにしたい」とまずは三役にふわさしい結果を求める。
 

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