大阪エヴェッサ劇的勝利 残り13秒でディージェイ・ニュービルが逆転3ポイント

2023年04月23日 20:02

バスケット

大阪エヴェッサ劇的勝利 残り13秒でディージェイ・ニュービルが逆転3ポイント
オマラの離脱をカバーしてチームの勝利に貢献した大阪エヴェッサ・竹内主将 Photo By スポニチ
 【BリーグB1第34節   大阪エヴェッサ83―82滋賀レイクス ( 2023年4月23日    おおきにアリーナ舞洲 )】 大阪エヴェッサが劇的な逆転勝利を収めた。80―82の第4Q残り13秒でディージェイ・ニュービル主将(30)が華麗に3ポイントシュートを決めると、会場は大歓声に包まれた。
 マティアス・フィッシャー・ヘッドコーチ(51)は試合直後のインタビューで「驚く試合だった。選手全員が最後まで勝てると信じてプレーしてくれた。会場をすばらしい雰囲気に包んでくれたブースターに感謝します。アリガトウゴザイマス」と、興奮冷めやらぬ口調でまくし立てた。

 第1Qは最高のスタートを切っていた。ショーン・オマラ(27)がゴール下を完全に支配、14得点を奪う活躍でチームにリズムをもたらせた。

 しかし、第2Qに入ると風向きがガラリと変わってしまった。コート上にオマラの姿がなくなったからだった。ベンチからも姿を消していた。カイル・ハント(32)も体調不良で試合に出られない状態のため、チームのリバウンド王の戦線離脱は、大きな影を落とした。フィッシャー・ヘッドコーチは「シーズン当初から足に不安を抱えていたが、彼は痛みに強い選手。それでも、もう耐えられないと言ってきたので、試合に出場させる訳にはいかなくなった」と説明した。

 第2Qからリバウンドで大苦戦した。スコアでも逆転を許すと、第3Q、第4Qも劣勢気味に試合が進み、最終Q残り2分10秒の時点で7点のビハインドだった。

 それでも、最後まで諦めなかったことが逆転を呼び込んだ。フィッシャー・ヘッドコーチは「みんなが最後まで勝てると信じてプレーしていたのが素晴らしかった」と、賛辞を惜しまなかった。

 ビッグマン2人がいなくなった状況をカバーせざるを得なかったのが竹内譲次主将(38)(チームは今季、ニュービルとの2人キャプテン制)だった。第2Q以降は出番が増え、プレータイムは32分49秒に伸びた。竹内は「疲れはありますが、ショーンのカバーは自分たちの強みでやるしかなかった」と、チーム全員が気持ちを持って試合に臨んでいたと振り返った。

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