ヒートが2勝目 マイアミでニックスに快勝 第2戦欠場のバトラーが第3戦で28得点

2023年05月07日 08:02

バスケット

ヒートが2勝目 マイアミでニックスに快勝 第2戦欠場のバトラーが第3戦で28得点
ニックスのグライムスにシュートをブロックされるヒートのバトラー(AP) Photo By AP
 東の第8シードでポストシーズンを迎えているヒートは7日、地元マイアミ(フロリダ州)で準決勝シリーズの第3戦に臨み、第5シードのニックスを105―86(前半58―44)で退けて2勝1敗。足首を痛めて第2戦を欠場していたジミー・バトラー(33)が36分出場して28得点、バム・アデバイヨ(25)も17得点と12リバウンドを稼いでチームを引っ張った。
 両軍ともに激しいディフェンスを展開しており“ボール・ハンドラー”には可能な限り密着。“ニア・ボール”にいる選手には簡単にパスを受けさせず、俊敏なスイッチ&カバー・ディフェンス、さらにシューターに対してのコンテストを間断なく続けているために3点シュートの成功率はヒートが21・9%(32本中7本)でニックスは20・0%(40本中8本)に低下した。両軍併せた3点シュートの成功率は20・8%。この一戦はレギュラーシーズンとプレーオフを併せて今季1290試合目だが、この数値は下から9番目に低いアベレージとなった。

 コンタクトが激しくなった影響もあって、第3Qの終了間際にはゴール下にいたニックスのジュリアス・ランドル(28)をヒートのコーディー・ゼラー(30)が突き飛ばして一触即発の事態。しかしヒートはペイント内でのスコアで50―36と上回り、一度もリードを許さずに最大22点差をつけて逃げ切った。

 ブルズ、ティンバーウルブス、76ers時代を含めて自身11回目のポストシーズンを経験しているバトラーは第1シードのバックスを撃破した1回戦(4勝1敗)を含め、今プレーオフでは平均34・4得点を記録。レギュラーシーズンの22・9得点を大幅に上回っている。

 プレーオフが12チーム制から16チーム制になった1984年以降、第8シードが地区準決勝に駒を進めたのはヒートが6チーム目だが、このシリーズを勝ち抜いたのは最終的にファイナルまで進出した1999年のニックスのみ。ヒートは得点力のあるタイラー・ヒーロ(23)とビクター・オラディーポ(30)の両ガードを故障で失っている陣容だが、バトラーが奮起してチームを引っ張った。

 ヒートと5回対戦している過去のプレーオフで3回勝ち抜いているニックスのフィールド・ゴール(FG)成功率は34・1%(シーズン平均は43・7%)にダウン。ジェイレン・ブランソン(26)の20得点がチーム最多で、ジョシュ・ハート(28)が15得点と12リバウンド、ランドルは10得点と14リバウンドを稼いだものの最後まで主導権を奪えなかった。

 <ヒートのポストシーズン>
 ▼プレーイン・トーナメント
(1)●*105―116○ホークス
(2)○*102―91●ブルズ
 ▼東地区1回戦(対バックス=4勝1敗)
(1)○130―117
(2)●122―138
(3)○*121―99
(4)○*119―114
(5)○128―126(延長)
 ▼東地区準決勝(対ニックス=2勝1敗)
(1)○108―101
(2)●105―111
(3)○*105―86
 *はホームゲーム

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