アメフト関学大 「絶対王者」がレアな10年ぶり0点ゲーム 雨中でリズムつかめず…

2023年05月07日 17:39

アメフト

アメフト関学大 「絶対王者」がレアな10年ぶり0点ゲーム 雨中でリズムつかめず…
<関学大ーエレコム神戸>試合後、整列する関学大の選手 Photo By スポニチ
 【アメフト交流戦   関学大0ー17エレコム神戸 ( 2023年5月7日    王子スタジアム )】 珍しく「爪跡」さえ残せないまま、関学大がタイムアップのホイッスルを聞いた。Xリーグのエレコム神戸に0-17。春秋通じて、0点で終わったのは、2013年秋季リーグ戦の立命大戦(0-0)以来、10年ぶりの珍事だった。
 「そんなに珍しいんですか。まあ、これだけ大きい相手に普通にやったらしんどいですよね。おまけに、この雨でパスが投げられないから、(DFの)後ろが上がり放題で、よっぽど力の差がない限り、ランだけで崩すのは難しいですね」

 大村和輝監督は想定内の結果を冷静に受け止めていた。断続的に降り続く雨に加え、パスユニットの仕上がりが遅いため、ほぼ地上戦一辺倒のオフェンス。学生より一回りサイズの大きい社会人のラインに、果敢な勝負を挑むしかなかった。「相手が重くなった時に進まなくなるのは、まだまだ力不足ですよね」と指揮官。チームの現在地を確かめ、次へのステップにするには、間違いなく必要な一戦だった。

 「今年のスローガンはDominate(圧倒する)。全員が自分の基準を上げて、試合の内容、結果で相手を圧倒、圧巻できるように、一人一人が練習からこだわって成長していけるようになっていきたい」

 海﨑琢主将(4年)がチームの進むべき方向性を示した。前人未踏となる甲子園ボウル6連覇へ。「青の軍団」は、一つの黒星も前進の糧にする。

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