八村塁 日本人初地区決勝進出! レーカーズ第7シードから下克上
2023年05月14日 05:10
バスケット
第1Q残り2分49秒から途中出場。第2Qにはブロックを決めて、超満員の会場を沸かせた。初得点は第4Q残り10分39秒。ファウルを受けて獲得したフリースローを2本沈めると、その直後には再びブロックを決めた。残り8分15秒には速攻からジェームズのノールックパスを受けて豪快なダンク。序盤で大量リードを奪う展開の中、相手に流れを渡さない、要所でのプレーが光った。
相手は昨季覇者のウォリアーズ。速いペースで試合を進めて3点シュートを多用する近年のNBAを象徴するスタイルのチームだ。インサイドで強さを発揮する八村にとっては組みにくく、相手エースのカリーをマークする選手の出番が増えた影響もあり、グリズリーズとの1回戦に比べて出場時間を大幅に減らした。それでも第2戦で21得点を決めるなどチームに貢献。この日の2ブロックが示すように課題とされる守備でも奮闘した。
チームは優勝した20年以来3年ぶりに西地区の決勝に進出。東地区王者と対戦するファイナルを懸けて第1シードのナゲッツと激突する。八村は1月に初のトレードを経験し、ウィザーズから加入。新天地で苦しみながらも出番を確保してきた。激動のシーズンも大詰めを迎え「(トレード前は)違うチームにいて、しかも東にいた。僕としても信じられないし、人生は急に変わったりする。自分の見せ場だと思って頑張っていきたい」と視線を上げた。ベンチメンバーの献身的な姿勢が、第7シードの快進撃を支えている。
《シーズン勝率.524は史上2番目の低さ》
レーカーズが西カンファレンス決勝に進出。第7シードが西カンファレンス決勝に進出するのは1987年のスーパーソニックス(現サンダー)以来、36年ぶり2度目。スーパーソニックスは決勝でレーカーズに0勝4敗で敗れており、今回のレーカーズが勝利すれば第7シード初となる。ちなみに第8シードからカンファレンス決勝に進出したのは99年のニックスと今季のヒートの過去2度。ニックスはファイナルまで進んだ。16チーム制のプレーオフでカンファレンス決勝に進出したチームのシーズン最低勝率は84年西カンファレンスのサンズの.500(41勝41敗)。今季のレーカーズの勝率は.524(43勝39敗)で史上2番目に低く“下克上”ぶりが目立つ。
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