八村が今季全日程終え会見「この3カ月はとてもクレイジー」レーカーズ移籍は「賭けだった」

2023年05月24日 09:53

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八村が今季全日程終え会見「この3カ月はとてもクレイジー」レーカーズ移籍は「賭けだった」
レイカーズ・八村塁(AP) Photo By AP
 22~23年シーズンの全日程を終えたNBAレイカーズの八村塁(25)が23日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで会見に臨んだ。
 プロ4年目の今季は1月にウィザーズからトレードでレイカーズに移籍してプレーオフ(PO)に進出。西地区ス決勝でナゲッツに4連敗して敗退したものの日本人選手として初めて決勝の舞台に立った。POでは16試合中8試合で2桁得点を挙げるなど第7シードから躍進したチームに貢献。「この3カ月月は自分にとってとてもクレイジーでした。もちろん良い意味でのクレイジー。(トレードは)自分にとって人生で1番素晴らしい出来事だった」と振り返った。

 今季レギュラーシーズンは63試合出場で、1試合平均11・2得点、4・5リバウンド。POは全16試合出場で、1試合平均12・2得点、3・6リバウンドだった。PO1回戦グリズリーズとの第1戦では29得点をマーク。96年にマジック・ジョンソンが記録したPO途中出場選手のチーム最多得点を更新した。

 今季レイカーズは開幕から2勝10敗で一時は最下位に低迷。シーズン途中の積極補強で巻き返した。八村のトレード成立時にはPO圏外で「いいチームを絶対選びたいと思っている中でレイカーズというチームが挙がってきた。レイカーズはプレーオフ圏内に入っていないチームだったんで、もう言ってみれば賭けだったんですけど、最終的には僕としてはいい結果になった」と語った。

 今オフに制限付きフリーエージェントになるため、去就が注目される。交渉の優先権を持つレイカーズのペリンカGMは「若い主力選手たちを保持する意思があるということは、はっきりさせておきたい。塁(八村)、オースティン(リーブス)が大きく成長するのを見ることができた。誰のことかを名指しはしないが、今のグループを保ち、成長させ、毎年向上するためにベストを尽くしたい」と八村と再契約する方針を示唆した。

 八村の今季年俸は626万3188ドル(約8億6700万円)だが、現地報道では年俸1500~2000万ドルの市場価値がつくと予想されている。来季に言及し「どこのチームになるかは分からない。レーカーズであれば僕もやってきたところなのでやりやすいと思う。そういうところも含めて、この夏、考えていきたい」と視線を上げた。

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