ジェームズの去就は微妙 引退も選択肢のひとつ 制限付FAの八村は引き留め対象

2023年05月24日 08:08

バスケット

ジェームズの去就は微妙 引退も選択肢のひとつ 制限付FAの八村は引き留め対象
去就が注目されているレイカーズのジェームズ(AP) Photo By AP
 NBAプレーオフ西地区決勝でナゲッツに0勝4敗で敗れたレイカーズは敗戦翌日となった22日にシーズン終了後に定例となっているメディア・インタビューを行ったが、レブロン・ジェームズ(38)は欠席。スポーツ専門局ESPNのデーブ・マクメナミン記者は、第4戦で40得点を挙げたジェームズが現役引退について「それも考えなければならない」と語ったと伝えており、NBAの歴代最多得点記録を今季に樹立し、ファイナル制覇4回、シーズンMVPとファイナルMVP各4回など数々の栄光に輝いているスーパースターが、21シーズン目を迎えるかどうかは自身の今後の決断にかかっていることを示唆した。
 レイカーズのロブ・ペリンカGM(53)とダービン・ハム監督(49)はジェームズと今後について話し合う予定。ペリンカGMは「彼が現役を続けることを希望しているが、今は熟慮する時間を与えたい」として当面は静観する構えだが、ジェームズとアンソニー・デービス(30)の2人を中心とするチーム編成は維持したい意向を示している。

 レイカーズで来季も契約下にあるのは“2本柱”を含めて5人だけ。ドラフト外入団ながら活躍を見せたオースティン・リーブス(24)とシーズン途中でウィザーズから移籍してきた八村塁(25)は制限付きのFAとなるが、ESPNによればペリンカGMはこの2人をチームに残したいとしている。同じくシーズン途中でティンバーウルブスから移籍してきたガードのディアンジェロ・ラッセル(27)はFAとなるが、前日の第4戦で先発からベンチスタートになったことなどで残留は微妙。オフシーズンはポイントガードとゴール下を任せられるセンターなどが補強ポイントになりそうだ。

 今オフはジェームズ・ハーデン(33=76ers)、カイリー・アービング(30=マーベリクス)、クリスタプス・ポルジンギス(27=ウィザーズ)、ドレイモンド・グリーン(33=ウォリアーズ)、フレッド・バンブリート(29=ラプターズ)、ニコラ・ブーチェビッチ(32=ブルズ)、ラッセル・ウエストブルック(34=クリッパーズ)といった実績を残している選手が“FA市場”に出てくるために各チームの動向が注目されるところ。他チームに対して同額の対抗オファーを出せば引き留めることができる制限付きFAでは、八村と同じ2019年のドラフトで1巡目に指名された12人もリストアップされている。

 2019年ドラフト1巡目指名選手の制限付きFA対象者は下記の通り。カッコ内の数字は全体指名順位

 (7)コービー・ホワイト(ブルズ・ガード)
 (8)ジャクソン・ヘイズ(ペリカンズ・センター)
 (9)八村塁(レイカーズ・フォワード)
 (10)キャム・レディッシュ(トレイルブレイザーズ・フォワード)
 (11)キャメロン・ジョンソン(ネッツ・フォワード)
 (12)PJ・ワシントン(ホーネッツ・フォワード)
 (14)ロミオ・ラングフォード(スパーズ・ガード)
 (17)ニキール・アレクザンダーウォーカー(ティンバーウルブス・ガード)
 (20)マティス・サイブル(トレイルブレイザーズ・ガード)
 (22)グラント・ウィリアムス(セルティクス・フォワード)
 (23)ダリアス・ベイズリー(サンズ・フォワード)
 (26)ディラン・ウィンドラー(キャバリアーズ・ガード)


 

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