国枝慎吾氏、これまでの栄光支えたのは妻の言葉「弱音を言える相手が唯一、妻だった」

2023年06月02日 15:59

テニス

国枝慎吾氏、これまでの栄光支えたのは妻の言葉「弱音を言える相手が唯一、妻だった」
国枝慎吾氏 Photo By スポニチ
 今年1月に現役を引退した車いすテニスの国枝慎吾氏(39)が、2日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演。現役生活を支えた妻・愛さんへの感謝を語った。
 国枝氏は昨年7月にウィンブルドン選手権男子シングルスで初優勝し、パラリンピックと4大大会すべてのシングルスを制する生涯ゴールデンスラムを達成した。4大大会通算50勝を誇り、シングルスでパラリンピック3度の金メダルを獲得。3月にはパラスポーツ界で初めて国民栄誉賞を受賞した。

 妻の愛さんとは大学のサークルで出会い、11年に結婚。愛さんはその後、アスリートフードマイスターの資格を取得するなどして現役生活を支えてきた。

 国枝氏は、これまでの活躍は愛さんの支えによるものだと感謝を伝えた。「ひじのケガで弱気になっていたときも、メディアのインタビューにはなかなか“調子悪いんです”とは言えなくて…言ってしまうと、もしかしたらライバル選手にも伝わってしまうから。常に強気な発言を外にはしていかないといけない」と、現役時代にメディアに見せていた堂々とした姿の舞台裏を告白。「でも、うそをつき続けるのもつらくて。そういったときに、家で“いや、もうしんどい”“もう勝てないかもしれない”と、弱音を言える相手が唯一、妻だったので、凄く支えられましたね」と感謝した。

 そんな夫の本音に対し、愛さんははっぱをかけたりせずに「もう十分頑張っているから、これ以上頑張る必要はない」と励まし続けたという。この言葉が国枝氏の心を癒したといい、「逃げ場を作ってくれた。家でも“頑張りなさいよ、負けるな”と言われていたら、ちょっと厳しかったですね」と笑顔で当時を振り返っていた。

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