【陸上日本選手権】新星・鵜沢飛羽が20秒32で男子200M初優勝「今後につながる良いレース」

2023年06月02日 22:02

陸上

【陸上日本選手権】新星・鵜沢飛羽が20秒32で男子200M初優勝「今後につながる良いレース」
<日本陸上競技選手権大会>男子200メートル決勝、優勝を果たす鵜沢飛羽(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【陸上・日本選手権第2日 ( 2023年6月2日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )】 男子200メートル決勝が行われ、鵜沢飛羽(とわ、20=筑波大)が、20秒32で自己ベストをマークし、初優勝を飾った。
 向かい風0・2メートル、強い雨が降りしきる中、直線に差しかかった終盤で一気に加速。持ち味でもある最後の伸びを存分に発揮し、歴代覇者の飯塚、上山ら実力者を抑えて頂点に立った。ゴール後は、雄叫びを上げてよろこびを爆発。「天候が悪い中でも、思っていたタイムを出せたのは今後につながる良いレースだった」とうなずいた。

 宮城・築館高2年時に全国総体2冠を達成。将来を期待されながらも、大学1年時に左太腿裏肉離れで長期離脱するなど、ケガやコロナ禍に苦しめられてきた。それでも、地道に努力を積み重ねて、今年5月の静岡国際では2・6メートルの追い風参考ながら世界選手権の参加標準記録20秒16を上回る20秒10で優勝。才能を徐々に開花させてきた。「今年はそんな気負わずに、世界陸上とかアジア選手権に出れたら楽しんでやろうと考えている」。今後も、日本短距離界の新星から目が離せない。

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