76ersのハーデンがオプション契約を行使 トレード交渉がスタート クリッパーズとニックスが候補

2023年06月30日 08:04

バスケット

76ersのハーデンがオプション契約を行使 トレード交渉がスタート クリッパーズとニックスが候補
76ersとのオプション契約を行使したジェームズ・ハーデン(AP) Photo By AP
 球宴に10回選出されている76ersのガード、ジェームズ・ハーデン(33)が同チームとの間に残っていた3560万ドル(約52億3000万円)の来季オプション契約を期限ぎりぎりで公使。AP通信やスポーツ専門局のESPNが報じているもので、これを受けて76ers側は同選手をトレードする手続きに入った。
 76ersの球団社長はハーデンがロケッツに在籍していたとき(2012年から9シーズン)にGMを務めていたダリル・モーリー氏(50)で、ハーデンは同氏に“商談”を進めやすい環境を整えた形。オプションを破棄してFAとなった場合、76ersは他のどのチームよりも800万ドルほど高い4年、2億1000万ドル(約334億500万円)をオファーすることもできたが、30日午後6時のFA交渉解禁を前にして、モーリー球団社長はハーデンの“新天地探し”を開始することになった。

 ハーデン自身はサラリー・キャップ枠に6400万ドル(約92億3000万円)の余裕がある古巣ロケッツへの復帰を望んでいるとされているが、ロケッツ側はラプターズからFAとなったガードのフレッド・バンブリート(29)の獲得に動いているところ。ESPNはクリッパーズとニックスをハーデンの移籍先候補に挙げている。

 ハーデンは2009年のドラフトで全体3番目にサンダーに指名され、12年にロケッツに移籍。20年シーズン途中でネッツ、22年シーズンの途中で76ersにそれぞれトレードされていた。得点王には3回、アシスト王には2回輝き、2018年にはシーズンMVP。サンダー時代に2012年にはシックスマン賞も受賞している。

 昨季は58試合に出場して平均21・0得点、6・1リバウンド、10・7アシスト(リーグ1位)をマーク。シュートの成功率はフィールドゴールが44・1%、フリースローが86・7%、3点シュートは38・5%だった。ただしプレーオフではシーズンMVPのセンター、ジョエル・エンビード(29)を擁しながら東地区準決勝でセルティクスに2勝4敗。3年連続で準決勝敗退となったことからドック・リバース監督(61)は解雇され、今季までラプターズを率いていたニック・ナース監督(55)が来季から指揮を執ることになっている。

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