「カップが小さく見える」前週ウイニングパット外した長野泰雅 パットに苦しみながら67

2023年06月30日 14:44

ゴルフ

「カップが小さく見える」前週ウイニングパット外した長野泰雅 パットに苦しみながら67
<セガサミーカップ・2日目>2番、ラインを見る長野泰雅(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第2日 ( 2023年6月30日    北海道 ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72 )】 10位から出たツアー参戦2年目の長野泰雅(20=福岡地行)が5バーディー、ボギーなしの67で回り通算9アンダーで第2ラウンドを終えた。ホールアウト時点で首位と2打差の2位。
 3番は2オン2パット。4番は2メートルにつけて連続バーディー。6番は5メートルを沈めた。9番パー5は第2打をグリーン左に運びアプローチを寄せて、11番はウエッジでピン側にぴたりと付けて、合計5バーディーを奪った。

 会心のラウンドかと思いきや、長野は「フェアウェーを1回しか外していないし、ショットが凄く良かったけど、パットが全然入らなかった。ずっとチャンスだったので、あと4つくらいは伸ばせた」と少し残念そうな表情で振り返った。

 先週プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品で2位に入った。昨年の日本オープンの3位を上回るツアー自己最高成績だが、苦い記憶が脳裏に刻まれている。

 最終ラウンドの18番、決めれば優勝のバーディーパットがカップに蹴られた。1メートルのスライスラインを決めきれなかった。プレーオフでは1ホール目でボギーを叩き、谷原秀人に苦杯。目前の初優勝を逃した。そのショックを引きずり今大会を迎えた。影響はパットに表れた。

 「先週1メートルを外してから(ショート)パットが入らない。(先週と)同じパターを使ったけど、昨日も1メートルを2回外した」。この日も何度もチャンスを逃した。最終18番でも2メートルのバーディーパットを決めきれなかった。

 「ラインは読めているけど、そこに打てていない。アドレスした時にカップが小さく見える。1、2メートルが一番気持ち悪い。5メートルの方が入れやすい。スライスラインはほぼ入らない」と自嘲気味に笑った。

 先週の優勝争いで心身とも疲労が蓄積した。今週は練習ラウンドを9ホールにとどめて体力温存。大好きなファミリーレストラン「ガスト」のミックスグリルを食べて栄養補給。ホテルの部屋で携帯ゲームを楽しみ気分転換。この日のラウンド後も「ゲームセンターに行ってコインゲームをやります」。リフレッシュに努めている。

 上位で決勝ラウンドに臨む20歳は「うまいプロと回ることになるので、気負いすぎず、ゆっくりやりたい」と欲は出さないが、先週届かなかった頂点を目指す。

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