片岡尚之65で2位浮上 ぎっくり腰も鬼門16番も克服「たくさんバーディーが取れた」

2023年06月30日 18:54

ゴルフ

片岡尚之65で2位浮上 ぎっくり腰も鬼門16番も克服「たくさんバーディーが取れた」
<セガサミーカップ・2日目>9番、笑顔を見せる片岡尚之(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第2日 ( 2023年6月30日    北海道 ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72 )】 10位から出たツアー1勝の片岡尚之(25=CS technologies)が8バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア65をマークし通算11アンダーの2位に浮上した。首位とは1打差。
 インから出て10、11、12番と3~5メートルのパットを決めて3連続バーディー発進。18番パー5では第3打を1・5メートルに付けて伸ばし、後半も3バーディー。5番でティーショットを池に入れて唯一のボギーを叩いたが「ショットが安定してきて今日はいいパットも入ってくれて、たくさんバーディーが取れた」と笑顔を見せた。

 以前から腰痛を抱えていたが、27日の練習中に素振りをした際にぎっくり腰を発症した。「尋常じゃないくらい痛かった」。ラウンドをキャンセルし、ハリ、冷却、低周波による治療を繰り返して回復。28日のプロアマ戦に間に合わせた。

 初日も68で回っており「(負担を掛けないため)腰がそらないように打っていたので、前傾角度をキープできて良かったのかもしれない」。連日の好スコアは“けがの功名”でもあったようだ。

 笑顔の理由はもう1つある。この大会3度目の出場となる片岡。アイランドグリーンの16番パー3を大の苦手にしている。昨年は4日間で3度も池に打ち込んだ。今年の初日も池に入れてダブルボギーを叩いた。「悪いイメージしか残っていない。グリーンが3ヤードくらいに見える」と言うほどの鬼門だ。

 この日は「コーチと相談して番手を落としてボールを右に置いてつぶす感じで打った」。8Iで放ったティーショットは左のカラーへ。15メートルをパターで70センチに寄せてパーを拾い、ガッツポーズ。「2年ぶりにパーが取れた」とまた白い歯を見せた。
 21年プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品でツアー初優勝した成長株。今季は開幕5戦連続で予選落ち。「プロゴルファーに向いていない」と悩んだこともある。

 先週は首位発進しながら第2日以降は失速して29位に終わった。今週は優勝圏内で決勝ラウンドに臨む。「できればトップ10入り、いい位置で(最終日に)行けたら優勝を狙いたい」と力を込めた。

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