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北青鵬の“ヘッドロック”にどよめく館内…36歳・妙義龍がもろ差しから力強い吊り寄りで攻略

2023年09月14日 20:07

相撲

北青鵬の“ヘッドロック”にどよめく館内…36歳・妙義龍がもろ差しから力強い吊り寄りで攻略
<大相撲秋場所5日目>妙義龍(手前)を攻める北青鵬(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【大相撲秋場所5日目 ( 2023年9月14日    東京・両国国技館 )】 東前頭13枚目の妙義龍(36=境川部屋)が西前頭11枚目の北青鵬(21=宮城野部屋)を破って3勝2敗で白星先行とした。
 身長1メートル88の妙義龍は幕内平均身長を上回る長身だが、相手の北青鵬はそれより16センチも大きな現役最長身の2メートル4。妙義龍が左おっつけ右ハズで下から起こしてもろ差しの体勢に。すると次の瞬間、北青鵬が右手を相手の首に巻いて左腕も使って絞め上げる“ヘッドロック”を試みた。相撲ではなかなか見られない珍しい光景にどよめく館内。しかし妙義龍は動じず、両下手で吊り上げながら前に出て寄り切った。

 過去2度の対戦はまわしを取られて敗れていた。「デカいから、胸だけ合わせないように」と対策。「今日も正直迷っていた」と作戦は完璧ではなかったが、相手に上手を与えず速い攻めで攻略した。「相手が下がったから(自分の)圧力があったんじゃないですか」。12日に現役引退を発表した徳勝龍と同じ昭和61年度生まれの36歳のベテランは、前に出る力強さも健在だった。

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