日大アメフト部 文科省への報告書提出間に合わず…聴取規模拡大で「提出することは難しい」

2023年09月14日 23:00

アメフト

 日大は14日、アメリカンフットボール部の薬物事件を受け、文科省から15日までに求められている報告書の提出が10月までずれ込む見通しであることを報告した。
 8月22日に文科省から指導を受けたことを明らかにしており、調査、検証結果を今月15日までに報告するよう求められている。「本学は8月24日付けにて同事件に係る第三者委員会を設置し,同委員会で鋭意調査を進めているところであります」と状況を説明した。

 第三者委員会では、調査や多くの関係者へのヒアリングを行い、コンプライアンス、ガバナンス上で違法性が疑われる事象や原因、背景について調査・検証を続けているという。しかし、「8月22日の警察による2回目の寮の捜索や,新たに複数の学生が事情を聞かれるといった事案が発生したことで調査・検証の対象が拡大したことなどから,徹底した調査を完遂するために,同委員会は9月15日迄に報告書を提出することは難しいと判断するに至りました」と説明。「よって,同委員会からの当該調査・検証結果に関する報告を受けた本学の文部科学省への報告は,10月中に行いたいと連絡いたしました」と続けた。

 部員1人が麻薬取締法違反(所持)罪で逮捕、起訴されており、他にも9人の現役部員が違法薬物に関与した可能性があるとして大学側が調査している。「学生・生徒等,保護者,卒業生をはじめ関係者の皆様に,多大なご心配とご迷惑をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます」と関係者に謝罪した。

おすすめテーマ

2023年09月14日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム