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大栄翔 年間最多勝争い首位の今年51勝も「悔しい思いしかない」大関昇進&2度目V今度こそ

2023年11月07日 17:30

相撲

大栄翔 年間最多勝争い首位の今年51勝も「悔しい思いしかない」大関昇進&2度目V今度こそ
霧島(右)と三番稽古を行った大栄翔(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の関脇・大栄翔(29=追手風部屋)が7日、福岡県志免町の時津風部屋に出向き、計34番の申し合い稽古を行った。
 幕内・正代(32=時津風部屋)や錦木(33=伊勢ノ海部屋)らと11番取った後に大関・霧島(27=陸奥部屋)と連続で23番。「番数も内容も良い稽古できた」と充実感をにじませた。

 今年ここまで5場所で合計51勝を挙げており、年間最多勝争いでは49勝の霧島と豊昇龍に2差をつけて単独首位に立つ。1年間で4度も2桁勝利を挙げる安定した活躍ぶりだが「悔しい思いで終わった場所しかない」と振り返った。

 春場所は優勝決定戦で霧馬山(現・霧島)に敗れ、名古屋場所は肋骨の骨折もあって9勝止まりで大関昇進ならず。秋場所は勝てば優勝決定戦進出の一番で大関・貴景勝に敗れた。毎場所のように優勝争いに絡む実力があるからこそ、あと少しのところで達成できなかった悔しさが募った。

 直近3場所で見ると大関昇進目安の33勝に到達するには九州場所(12日初日、福岡国際センター)で14勝が必要となるが、1年間を通した安定感を加味すると33勝に満たなくても大関昇進の可能性は十分にある。

 「1年納めの場所なので、よかったなと思えるような終わり方をしたいですね」。

 初日直前の10日に30歳の誕生日を迎えて臨む場所。年間最多勝、2度目の優勝、そして大関昇進へ、最後に大きな夢をかなえてみせる。

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