アメフト関大 QB須田は弟に続く「関学撃破」を誓う「すごい刺激になった」

2023年11月21日 18:39

アメフト

アメフト関大 QB須田は弟に続く「関学撃破」を誓う「すごい刺激になった」
打倒・関学大に燃える関大QB須田(後方)とOL向井 Photo By スポニチ
 関西学生アメリカンフットボール1部リーグで最終節(26日)に関学大と激突する関大が21日、大阪府吹田市のグラウンドで練習を公開。大黒柱のQB須田啓太(3年)が必勝を期した。
 「こちらは一度死んでいる身。変なプレッシャーを気にせず、自分たちの力を出し切りたい」

 立命大に敗れ、一度は消えた自力優勝の可能性。その立命大が前節、関学大に完敗し、1敗の関大にも再びチャンスが巡ってきた。関大が関学を下した場合、25日の立命大―京大戦で立命大が勝てば、3チームが1敗で並び、抽選で全日本大学アメフト選手権準決勝出場チームを決定。立命大が引き分け以下なら、直接対決の結果が優先され、関大がトーナメントへ進む。

 「関学大はアジャスト能力がハンパない。気合いを入れて臨むだけだと、その気持ちを逆手に取られるので、熱い気持ちを持ちながら、冷静に戦いたい」

 決戦に臨む司令塔は、新たな発奮材料を手に入れている。追手門学院高3年の弟・隆介が19日の全国高校選手権関西地区準々決勝で関西学院高等部に21―14で勝利。兄と同じQBの隆介は圧巻のプレーで、一足早く「青い壁」を切り崩した。

 「今までで一番いいパフォーマンスだった。兄として、家族としてうれしかったし、すごい刺激になった」

 弟の次戦となる立命館宇治戦は同じ26日、須田が関学大と戦う万博記念競技場から徒歩5分の距離にあるMKタクシーフィールドエキスポで開催される。「両親は、弟が最後(の学年)だし、向こうへ見に行くと思います」。その夜、家族に笑顔で会えることを信じて、背番号8は運命のフィールドに立つ。

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