塩尻和也 男子1万メートル日本新27分9秒80で初V 自己ベスト35秒以上更新

2023年12月11日 04:35

陸上

塩尻和也 男子1万メートル日本新27分9秒80で初V 自己ベスト35秒以上更新
日本記録で優勝し、笑顔を見せる塩尻(撮影・木村 揚輔) Photo By スポニチ
 陸上の日本選手権1万メートルは10日、来夏のパリ五輪の代表選考会を兼ねて東京・国立競技場で行われ、男子は8月の世界選手権5000メートル代表の塩尻和也(27=富士通)が27分9秒80の日本新記録で初優勝した。
 女子は世界選手権7位入賞の広中璃梨佳(23=日本郵政グループ)が30分55秒29で3連覇を達成。男女とも五輪参加標準記録(男子27分0秒0、女子30分40秒0)に届かず、今大会での内定者はいなかった。

 ラスト1キロで抜け出した塩尻が、ハイレベルな争いを制した。上位3人が日本新記録を叩き出す中で、自己ベストを35秒以上も更新しての初戴冠。「目標の日本記録での優勝を果たせた。タイムも思っていた以上に出すことができた」と喜びを口にした。

 パリ五輪参加標準記録の27分0秒0は、日本勢にとって高い壁だが「突破しないと国際レースでの勝負は難しい。明日から今以上のタイムを目指したい」と決意を新たにした。

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