伯桜鵬が天照鵬らと16番「自信になった」初場所の出場可否は「明日の様子で最終的に判断」

2024年01月11日 16:47

相撲

伯桜鵬が天照鵬らと16番「自信になった」初場所の出場可否は「明日の様子で最終的に判断」
天照鵬(右)と申し合い稽古を行う伯桜鵬(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の元幕内で西幕下5枚目の伯桜鵬(20=宮城野部屋)が11日、東京都墨田区の宮城野部屋で計16番の申し合い稽古を行った。
 まず幕下以下の申し合いに参加して西幕下56枚目の大谷(24)や西三段目8枚目の千鵬(20)らと連続で7番。その後、昨年8月の左肩手術後初となる関取相手の実戦稽古で西十両12枚目の天照鵬(21)と3番。続けて再び幕下以下と6番取った。天照鵬には左四つに組み止めて出し投げで崩すうまさや前に出る力強さを発揮。いろいろな技を試す場面もあり「動きのキレは悪くなかった。(相手の)立ち合いの馬力は強いけどそれを残して勝てたのは自信になった」と好感触を得た。

 8月末に左肩を手術。約4カ月間のリハビリを経て先月26日から土俵での稽古を再開し、初場所(14日初日、東京・両国国技館)の出場を前提に今月4日から実戦稽古も行ってきた。この日は稽古後に師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)と話し合ったが、結論は持ち越し。出場判断のリミットは取組編成会議が行われるあす12日の朝までだが「今日関取とも(術後)初めて取ったので、そのダメージがどのくらいあるか、明日の様子で最終的に判断」するという。

 9日に病院で検査を受け、主治医から初場所出場へのGOサインはもらった。「あとは自分の感覚と師匠の判断」と慎重な姿勢。「相撲は取れているので出れないことはないけど“満足いく稽古ができていない人間は土俵に上がる価値もない”という師匠の言葉がすごく刺さったし共感した。中途半端な気持ちで出てはいけない」。新十両、新入幕、初三賞と史上最速記録を次々と塗り替えてきた“令和の怪物”がついに本場所の土俵に帰ってくるか、あす12日朝の判断が待たれる。

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