合田洋の第2の出城は「安」「近」「短」
2024年01月11日 13:56
ゴルフ
「ここはね。以前、別のオーナーがインドアの練習場をやっていたんですよ。でもその人が体調を崩して“引き受けてくれないか”と頼まれて、自分がやることになったんです」。もともと合田は21年から1駅隣の八丁堀で「Gスタジオ八丁堀」を経営。そこは居酒屋の店舗の中に施設があるユニークな店構えが特徴。“駅近”の抜群のロケーションに加え、メジャー覇者の合田がレッスンを行う。さらには月額1万7600円で、予約状況次第で好きな時に毎日でもボールを打てるというサービスの良さが評判を呼び、人気店になっていた。その経営手腕を見込まれたのが2号店のオープンのきっかけだった。
「引き受けるからには絶対に良い施設にしよう」と真っ先に取り組んだのが内装工事とトラックマンやスカイトラックといった最新の弾道計測器の導入。ボールを打てる全4打席にそれらを設置。使用するボールも1号店と同じようにコース球を用意した。また、レッスンプロも4人が待機し、利用者の求めに応じてトラックマンなどを使いながら、そのゴルファーのタイプに応じたスイング作りのサポートやチェックを行う。
だが、何といっても合田の人柄が出ているのがその料金体系だ。2号店は(1)レギュラー会員が1万7600円(2)週1会員が1万1000円(3)チケット会員が1万6500円の3タイプがある。いずれも施設を利用する場合は予約が必要だが、(1)は1日2時間まで何度でも利用可能。(2)は週に1回、月に5回まで利用OK。(3)は有効期限4カ月の5回利用可能なチケット制。どれも都内のインドア施設の練習場としては、破格の価格設定だ。通常の練習場なら1回に2000~3000円の費用がかかるのはザラ。だが、この2号店はその上にレッスン付きというから驚きだ。
ただ、合田は「“値段が安いから練習に来たい”というのではなく“ゴルフをうまくなりたい”“もっとゴルフを探求したい”という人に来てもらえたら良いですね」と思いを口にする。そのため、施設の中には「スイングラボ」と名付けた独自のスペースも設けられている。この“出城”が軌道に乗れば第3、第4の“合田城”の出現も十分にあり得そうだ。問い合わせは03(6803)5465まで。
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