伊藤美誠への風当たりの強さに違和感 どんな選択も尊重されていい
2024年02月08日 15:02
卓球
伊藤は全日本のシングルスで6回戦敗退。シングルスの代表を逃した後、「団体戦に選出されても出るかは決まっていない」とコメントした。代表から落選後、初めての公の場となった8日の世界選手権団体戦(16日開幕、韓国)の代表公開練習では、五輪補欠について「東京五輪では早田選手が支えてくれて私も頑張れた」とした上で、「でも、私はリザーブというのは向かないと思う。いかないと思います」と話した。
ネットなどでは、伊藤のコメントに対しての風当たりが強い。だが、選手ならまだしも、当事者ではない「誰か」が批判する必要はあるのだろうか。
伊藤は世界選手権団体戦のメンバーには名を連ね、「目標は金だと思うし、私も出た試合に全勝という目標があります」と力を込めている。また、五輪補欠に関する言葉も、チームに同行してプラスの影響を与えられるかどうか、自己分析した上でのものだろう。
世界のトップで戦うアスリートはみな、プライドが高い。また、プライドが高くなくては世界のトップで戦えない。強気な性格と歯に衣着せぬ言葉は伊藤の魅力の1つでもある。
補欠に回ってチームをサポートするのも、異なる針路を選択するのも、その選手の生き方だろう。思いは尊重されていいはずだ。
伊藤は今後の目標を「世界ランク1位」に設定した。「過酷で難しいことだと思うので、それをできたらいいな。五輪とは違って、一発の試合じゃない。積み重ねたものがそうなるので。そういう目標を立てました」。自らが信じる道を突き進む覚悟を示した。(元五輪担当・杉本 亮輔)
おすすめテーマ
2024年02月08日のニュース
特集
スポーツのランキング
-
【卓球】張本きょうだい、早田ひならが世界選手権へ公開練習 8強入りでパリ五輪団体切符
-
“歯を白くする方法”が知りたいトレーニーへ。美白ハミガキの選び方やホームケア、おすすめ歯磨き粉をサンスターに聞いてきた
-
天才ゴルフ少女の須藤弥勒 岡山絵里と共にチーム「ニトリ」を圧勝Vに導く
-
同大ラグビー部・酒井優HCが掲げる「泥くささ」 7戦全敗からの巻き返しへ、練習はコーチ主導に方針転換
-
バスケ女子・昨年2度目現役復帰の36歳吉田がメンバー入り 異例PG4人で“死の組”走り勝つ!
-
ジョーンズHC 現役大学1年生の石橋&高木を絶賛 「高いレベルの強度に対応した」
-
新生エディーJAPAN3カ条 LOリーチで超速化「ローのようなロックが必要」
-
坂井丞 3大会連続五輪切符! レジェンド・寺内コーチと“再出発”「ありがとうございましたと伝えたい」
-
パリ五輪へ 強化指定選手に岩井姉妹ら16人 松山英樹は昨年度から申請せず
-
斉藤立「まだまだ俺は強くなれる」 柔道パリ合宿
-
男子バレー日本代表・ブラン監督 パリ五輪後に韓国クラブチームへ「韓国の生活にも期待している」
-
大坂なおみ シングルスもダブルスも1回戦敗退