宮城野部屋から2人新弟子検査受検へ 鳥取城北高出身の松井奏凪人と相撲未経験のモンゴル人ハーフ

2024年02月29日 16:04

相撲

宮城野部屋から2人新弟子検査受検へ 鳥取城北高出身の松井奏凪人と相撲未経験のモンゴル人ハーフ
宮城野部屋入門が決まった松井奏凪人(23年12月撮影) Photo By スポニチ
 日本相撲協会は29日、春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子検査に27人が受検すると発表した。検査は3月2日に大阪市内で行われる。
 元幕内・北青鵬の暴力事件による影響で部屋が伊勢ケ浜一門預かりの状態となっている宮城野部屋から、2人が受検することとなった。

 1人は、鳥取城北高出身で幕下最下位格付け出し資格を有する松井奏凪人(19=宮城野部屋)。22年の全国高校総体個人戦準優勝、昨年の国体成年の部ベスト8などの実績を持つ。高校卒業後に1年間鳥取に残ってコーチを務めながら社会人の大会に出場し、付け出し資格を獲得しての宮城野部屋入りは、1年先輩の十両・伯桜鵬(20)と全く同じ道。今月16日には母校の鳥取城北高で入門会見が開かれ、宮城野親方(元横綱・白鵬)や伯桜鵬らも出席していた。

 もう一人は、18歳の小野歩エネレル。関係者によると、小野は日本とモンゴルのハーフで、ラグビー部出身の相撲未経験だという。2人は既に大阪市天王寺区の宮城野部屋宿舎に合流して稽古も行っている。

 卒業の時期と重なる3月の春場所は「就職場所」とも呼ばれ、年6場所のうち最も受検者が多い。しかし今年は昨年の34人をさらに下回り、義務教育修了が受検資格に定着した1973年以降で最も少ない受検者数となった。

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