箕島高から2人角界入り U―18世界王者の野田典雅は藤島部屋 新谷雄太朗は春日野部屋 春場所初土俵へ

2024年02月29日 04:35

相撲

箕島高から2人角界入り U―18世界王者の野田典雅は藤島部屋 新谷雄太朗は春日野部屋 春場所初土俵へ
藤島部屋に入門する野田典雅(右)と、春日野部屋に入門する新谷雄太朗(左)。中央は箕島高相撲部の志村大器監督(箕島高相撲部提供) Photo By 提供写真
 和歌山・箕島高相撲部から2人の実力者が大相撲の世界に挑戦し、春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)で初土俵を踏む予定であることが分かった。
 箕島高相撲部で23年度主将を務める野田典雅は、元大関・武双山(52)が師匠を務める藤島部屋に入門する。身長1メートル83、体重125キロの恵まれた体格を生かした右四つの力強い相撲が持ち味。全国大会で4度3位以内に入賞し、日本代表として出場した昨年10月の世界ジュニア選手権では、団体戦と個人戦無差別級で優勝して世界一に輝いた。現大関の貴景勝(14年)や琴ノ若(15年)らも高校時代に獲得した「U―18世界一」のビッグタイトル。実績十分の期待の大器に注目が集まる。

 副主将の新谷雄太朗は春日野部屋に入門する。師匠の春日野親方(61、元関脇・栃乃和歌)は箕島高の大先輩にあたる。三段目・和歌桜(同校14年卒)、幕下・栃武蔵(17年卒)に続いて、偉大なOBの下へ入門することとなった。個人戦の最高実績は昨年2月の全国高校選抜弘前大会8強。中学時代は千葉・柏二中に在籍しており、現幕下の春雷(18=立浪部屋)と同級生だった。

 期待の大きな2人の大器は、3月1日の卒業式出席後に大阪入りする予定。2日に大阪市内で行われる春場所の新弟子検査を受検する。


 ◇野田 典雅(のだ・てんが) 大阪府出身で、東大阪相撲道場で小3から相撲を始める。和歌山・有田市立箕島中から和歌山県立箕島高に進学。1年時に全国高校選抜大会3位。2年時に全国高校総体団体戦3位(二陣で出場)、全国選抜弘前大会3位、全国高校選抜大会3位。3年時に全日本個人体重別大会ジュニア重量級(100キロ以上)準優勝、全国高校金沢大会団体優勝(大将で準々決勝から出場)、世界ジュニア選手権無差別級優勝、国体団体戦準優勝(中堅で出場)。23年度主将。1メートル83、125キロ(23年10月現在)。

 ◇新谷 雄太朗(にいや・ゆうたろう) 神奈川県出身で、横浜市の港南相撲クラブと横須賀市の葵相撲道場で小5から相撲を始める。千葉・柏二中2年時に全中団体戦8強(大将で出場)。和歌山・箕島高へ進学し、2年時に全国高校総体団体戦3位(大将で出場)、全国選抜弘前大会個人戦8強。23年度副主将。1メートル80、135キロ(23年8月現在)。

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