“ミレニアム世代”平田憲聖「優勝争いを1試合でも多く」 国内男子ゴルフツアー28日開幕

2024年03月28日 07:00

ゴルフ

“ミレニアム世代”平田憲聖「優勝争いを1試合でも多く」 国内男子ゴルフツアー28日開幕
今年の目標の「ゴルフを楽しむ」を持ち笑顔で写真に納まる平田憲聖(撮影・中辻 颯太) Photo By スポニチ
 男子ゴルフでツアー通算2勝の平田憲聖(23=ELECOM)が28日までに大阪府内でスポニチの単独取材に応じ、今季への抱負を語った。昨季は5月のミズノ・オープンでツアー初優勝すると、7月の日本プロ選手権ではメジャー初制覇。中島啓太、蝉川泰果らと同じ2000年度生まれの男子版“ミレニアム世代”のホープはさらなる高みを目指す。
 初めてシード選手として挑んだ23年シーズン。中島啓太をプレーオフで下して初優勝を飾るなど、鮮烈な印象を残した。賞金ランク6位に入った飛躍の一年を「あんまりその順位で終えられるって想像してなかった。もちろん満足度は高かった」と振り返る。

 今オフは飛距離アップと体作りに重点を置き、昨年よりもトレーニング量を増やした。昨季のドライビングディスタンスは286・26ヤードで55位とツアー選手の中では中間に位置するが、「10ヤード飛ぶだけでも景色は変わる」という一心で厳しいトレーニングを耐え抜いた。寒さで飛距離が落ちる冬のラウンドでも、本来の飛距離をキープ。トレーニング効果は抜群なようで「いい感じかなと思います」と目を細めた。

 昨季は全英オープンに初出場。今季初戦となったソニー・オープンではカットラインに1打届かず予選落ちとなった。いずれは海外ツアー挑戦を視野に入れる23歳。今季から欧州ツアーに参戦する中島の存在はいい刺激となっているが、「中途半端なまま(海外へ)行っても、どっちつかずでゴルフ自体も見失いそうなので自信を持ってから挑戦したい」とまずは国内ツアーで経験を積んでから主戦場を移す考えだ。

 昔から大きな目標は口にしないが、コツコツと努力を積み重ねていくのが平田流。今季の目標については「優勝争いを1試合でも多くしたい。それで優勝を積み重ねていけたら最高だと思う。1年終わって自信を持っていいシーズンだったって言えたら最高かな」と思い描く。一見クールだが、燃える闘志はしっかりと内に秘めている。 (山手 あかり)

 ◇平田 憲聖(ひらた・けんせい)2000年(平12)11月26日生まれ、大阪府吹田市出身の23歳。7歳でゴルフを始め、大院大高から大阪学院大へ。21年の日本学生優勝、大学3年在学時にプロに転向する。プロ1年目の22年シーズンは賞金ランク58位でシード獲得。趣味は愛犬のミニチュアシュナウザー(名前はププとビビ)と遊ぶこと。1メートル70、70キロ。

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