【競泳】34歳・入江陵介が現役引退「ここまで挑戦でき誇らしい」今後は「幅広く活動」

2024年04月03日 11:49

競泳

【競泳】34歳・入江陵介が現役引退「ここまで挑戦でき誇らしい」今後は「幅広く活動」
引退会見する入江(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 競泳男子背泳ぎの入江陵介(34=イトマン東進)が3日、都内で会見し、自らの口で現役引退を発表した。「たくさんの方々のサポートを頂き、自分の力ではここまで来ることはできなかった。本当に感謝したい」と言葉を詰まらせながら話した。
 入江は0歳から水泳を始め、日本競泳界を代表する選手として活躍。08年北京五輪では男子200メートル背泳ぎで5位入賞。12年ロンドン五輪は背泳ぎの100メートルで銅、200メートルで銀を獲得。「(北島)康介さんを手ぶらで帰すわけにはいかない」との合言葉で臨んだ400メートルメドレーリレーでも日本の銀メダルに貢献した。

 16年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪にも出場。東京では競泳日本選手団の主将を務めた。先月のパリ五輪代表選考会に出場したが、日本競泳界初の五輪5大会連続出場は逃した。「引退は決めていてパリで終える予定だったが、選考会で終えることになった。できることはやり切った気持ち。終わった直後、ここが最後だなと思った」と振り返った。

 今後は「幅広く活動したい」という。所属のイトマン東進に残り、後進育成をはじめジュニアからシニア層まで「水と触れ合う楽しさを伝えたい」と語った。また「大学院進学を考えている。いろんな活動をしながら勉強したい」とし「アナウンサーが小さい頃からの夢。伝えて頂く立場だったが、伝える立場にもなりたい」と新たな目標も明かした。選手としてのパリ入りはかなわないが「パリに行きたい。観光でもいいから行きたい。(リポーターでの)オファーがあれば行きたい」と語った。

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