【リーグワン】埼玉・坂手「堀江さんを泣かす」BL東京・リーチ「優勝してレガシーを残す」26日PO決勝

2024年05月25日 21:54

ラグビー

【リーグワン】埼玉・坂手「堀江さんを泣かす」BL東京・リーチ「優勝してレガシーを残す」26日PO決勝
<リーグワンプレーオフ決勝前日会見>優勝トロフィを中心に記念撮影をする(左から)埼玉・ディーンズ監督、坂手、BL東京・リーチ、ブラックアダーHC(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン1部プレーオフトーナメント決勝   埼玉―BL東京 ( 2024年5月26日    東京・国立競技場 )】 ラグビーリーグワンのプレーオフ(PO)決勝へレギュラーシーズン1位の埼玉と同2位のBL東京が25日に会見。リーグ16戦全勝で2季ぶりの奪冠を目指す「スター軍団」埼玉か。前身のトップリーグ(TL)時代を含めて09~10年シーズン以来14季ぶりの優勝を目指す「フィジカル」自慢のBL東京か。頂点を懸けて両雄が激突する。
 リーグワン3季連続決勝進出の埼玉の坂手主将は「やっとこの舞台に立てて王座奪冠という言葉を使える。いい準備を1年間してきたし、チームは自信に満ちている」と2年ぶりの奪冠へ闘志をたぎらせた。今季は日本人最多192得点のSO松田を中心に、チームは最多得点、最少失点と圧倒的な力で首位を独走した。

 対するBL東京は14季ぶりの頂点に挑む。リーチ主将は「1番から15番、ベンチまでタレントがそろう」とスター軍団の相手を警戒。2メートル1、117キロの体格を誇るロックのディアンズらを中心にフィジカルで対抗する構えだ。

 両指揮官はスーパーラグビー・クルセイダーズ時代に監督と主将として3連覇を達成。会見中には「戦いはすでに始まっている」と師匠の埼玉のディーンズ監督がマイクのコードを踏んでBL東京のブラックアダー・ヘッドコーチの会見を妨害するなど“先制パンチ”。PO初対決となる師弟対決にも注目が集まる。

 埼玉にとっては国内での現役最終戦となる堀江の花道を飾るためにも負けられない一戦。この日、現役最後の全体練習を終えた堀江からは「最後の練習で泣く思ったけど、泣かんかったわ」と冗談交じりで話しかけられたことを明かした坂手は「明日はしっかり泣かせます」と苦笑い。

 日本代表として4大会ともにプレーしたリーチも「最後の試合で同じ場に立てることを誇りに思う」と敵ながら敬意を表した上で「人生の中で一度も優勝したこがとない。優勝してレガシーを残したい」と気合十分に話した。

 当日の観衆は5万超の見込みで最多だった昨季の4万1794人を上回り、トップリーグ時代を含めて国内戦最多動員となる。「大好きだしリスペクトしているが明日はしっかり敵として叩きつぶしたい」とリーチ封じを誓った坂手主将は「みんなで戦いながら(優勝を)獲りにいく」と強い決意をにじませた。

おすすめテーマ

2024年05月25日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム