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琴桜求めて50キロ遠征 大栄翔が出稽古「遠いけど価値ある」 大関再挑戦目指し妥協なし

2024年07月10日 04:00

相撲

琴桜求めて50キロ遠征 大栄翔が出稽古「遠いけど価値ある」 大関再挑戦目指し妥協なし
名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋で琴櫻(左)と申し合い稽古を行う大栄翔(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲名古屋場所(14日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)で三役に復帰した大栄翔(30)が9日、名古屋市西区の佐渡ケ嶽部屋へ出稽古し、大関・琴桜らと計12番取った。
 所属する追手風部屋は三重県鈴鹿市に宿舎を構えており、佐渡ケ嶽部屋からは直線距離で約50キロと全44部屋の中で最も遠い。この日は朝6時半ごろに車で出発し、1時間40分を要した。入門以来未経験だった名古屋での出稽古を今年から敢行。大関の胸を借り「遠いけど価値のある稽古ができた」と充実感を得た。

 8場所ぶりに三役から陥落した夏場所で11勝を挙げ、1場所で小結復帰。再び大関昇進を目指していく戦いのスタート地点に立ち「またここから頑張りたい」と気持ちを新たにした。 (前川 晋作)

《貴景勝は出場明言》
 ○…9度目のカド番で臨む大関・貴景勝が名古屋市天白区の常盤山部屋で稽古し、途中休場明けの今場所の出場を明言した。数日前に熱中症のような症状で体調を崩し、相撲を取る稽古は控えているという。それでも「問題ない。場所に向けて頑張るだけ」と気迫をにじませた。先場所は古傷の首の痛みで2日目から休場。この日は四股やてっぽう、上半身の筋力トレーニングなどに励んだ。「今、焦ってもしょうがない。5、6月にやることはやってきた。こういうこともあるかなという感じ」と冷静に語った。

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