千葉J・渡辺雄太 早ければ9月15日プレシーズンマッチで新天地デビューも 社長は経済効果期待
2024年08月28日 04:37
バスケット
新天地デビューは9月15日、パリ五輪を共に戦ったホーキンソン擁するSR渋谷とのプレシーズンマッチになる可能性が高い。新本拠ららアリーナでの初試合で、チケットは既に完売。渡辺はパリ五輪後はオフを設け、6月に痛めた左ふくらはぎの治療などに充てた。数日前から千葉Jの練習に合流。「休んだ分、コンディションは少し落ちている」と現状を明かした上で「プレシーズンでもプレーしたい。そこに向けて調整中」と視線を上げた。
香川・尽誠学園高卒業後に日本のクラブに所属するのは初だが、不安はない。今季から就任するグリーソン新監督とは、ラプターズ時代の21~23年にアシスタントコーチとして指導を受けた間柄。「大好きなコーチ。彼の熱量、知識は日本のバスケ界を盛り上げるために必要。彼の下でプレーできるのが楽しみ」と歓迎した。親交の深い司令塔の富樫とは日本代表で長年一緒にプレーし、お互いの特徴を熟知。ここ数年常に話題に挙がっていた「いつか同じチームでやりたいね」との約束も実現する。
渡辺加入発表後の千葉Jはファンクラブ会員が大幅に伸び、ユニホームの売り上げも倍増。田村社長は「経済効果をかなり感じています」と影響力を実感する。渡辺は「チャレンジは大好きなので、全ての面でBリーグを楽しみたい。プレーでBリーグを盛り上げて、最終的に日本バスケの発展につながれば」と目を輝かせた。Bリーガー渡辺の存在が、昨夏のW杯で一気に火がついた国内バスケ熱をさらにヒートアップさせる。