内島萌夏 全米OP初出場 「ミスしてもいい」“強気”の逆転勝利
2024年08月28日 04:39
テニス
第1サーブ成功率は46%と低調だった。活路を見いだしたのはストローク戦での強打。「自分から展開できる場面が多い」と判断し要所でコーナーへ打ち分けた。決定打の本数は25で、相手の17を上回った。
母の出身地マレーシアで生まれ、4~8歳は父の仕事の都合によりインドネシアでの暮らしも経験。日本へ移り、9歳で競技を始めた。今季は国際テニス連盟主催のツアー下部大会で優勝を重ね、全仏オープンで4大大会初勝利と飛躍。世界ランキングは日本女子最上位の64位につける23歳のホープだ。
8月11日が誕生日で、名前は「萌夏」。「夏は大きい大会が続くのでワクワク感がある」と勢いそのままに一つでも上を目指す。
≪西岡、無念の棄権≫男子は世界53位の西岡良仁(ミキハウス)が同54位のミオミル・ケツマノビッチ(セルビア)と6―7、6―2、7―5、5―7で迎えた第5セット途中でけいれんのため棄権した。
男子シングルスの西岡は第5セット途中にけいれんに見舞われ、無念の棄権となった。左太腿裏などを気にするそぶりを見せ、動きが次第に鈍った。最後は苦悶(くもん)の表情を浮かべて倒れ込み、プレーを再開できなかった。第1セットを奪われた後の2セットを豊富な運動量と正確なショットで反撃して連取。それでも要所でのミスが響いて第4セットを落とすと力尽き、5大会ぶりの1回戦突破はならなかった。自身のX(旧ツイッター)で男子ダブルスも棄権する意向を示し「とてもつらい終わり方」と投稿した。