宮里優作 左膝の痛み抱えながら不屈の3位 7年ぶりのツアー通算8勝目に挑む
2024年09月13日 04:45
ゴルフ
今季ここまでは耐えるシーズンとなっている。1月に左膝の半月板を断裂する重傷を負った。手術を受ける選択肢もあったが、保存療法を選び、当初は歩くことも困難で約1カ月半はゴルフができなかった。今も痛みを抱えながらサポーターを巻いて戦っている。「ショットよりも歩く方が良くない。左足下がりは頑張って打たないといけない」。それでも7月以降2度トップ10に名を連ねるなど意地を見せている。
50回目を迎えたこの大会には特別な思い入れがある。初出場した02年に6位に入りベストアマを受賞し、尾崎将司がツアー史上最年長の55歳で通算94勝目を挙げる瞬間を目撃した。「ジャンボさんの最後の優勝を生で見させてもらい、僕もいつかこういう試合で優勝したいと思った」
19回目の出場。15年の2位が最高でまだ優勝はない。「手応えがない」と言うものの、大会自己最少スコアを2打も更新した今年が好機であることは間違いない。「優勝争いをして、自分のゴルフがどうなるかを見たい」。44歳が7年ぶりのツアー通算8勝目に挑む。
≪同組の遼&鈴木晃 劇的連続イーグル≫同組の石川と鈴木晃が14番パー4で2人連続でショットインイーグルを決めた。石川が残り121ヤードからPWで放り込むと、続いて鈴木晃が残り116ヤードから50度のウエッジでカップイン。ともにピン奥3~4メートルに着弾してスピンバックして入る劇的なイーグルだった。石川は「連続でできるなんて、凄い確率だと思う。面白かった」と笑顔。鈴木晃も「狙い通りのショットだったが、まさかという感じ。遼さんとハグできて一生の思い出」と喜んだ。