能登復興へ 羽生結弦さん 祈りの舞「少しでも笑顔の輪が」 こだわりの演技、演出でチャリティー実施
2024年09月16日 05:30
フィギュアスケート
姿勢を低くして体全体を氷上に近づけるハイドロブレーディングでは「鎮まってほしい気持ち」を込めた。「この場所から波動としてちょっとでも空気が動いて、皆さまの元に届けと思った」。羽生さんらしいエールだった。
11年の東日本大震災で被災した羽生さんは6月、能登地方に足を運び「凄く胸が痛んだ」と言う。「いい意味で知名度を使い、お金でも注目度でも、少しでも力になれれば」。全身全霊の舞は配信チケットを購入した1万人以上のファン、そしてパブリックビューイングが行われた被災地に確かに届いた。 (大和 弘明)