東大卒の須山が勝ち越し!国立大卒力士で史上初の幕下昇進が確実に「目標達成できたのはよかった」
2024年09月17日 13:52
相撲
3場所連続で自己最高位を更新し続けて臨んだ今場所。西三段目10枚目で勝ち越したため、来場所の幕下昇進がほぼ確実となった。入門時から「3年以内で幕下昇進」を目標に掲げており、2022年夏場所の初土俵から2年半での有言実行となる。「とりあえず3年で幕下に上がるという目標達成できたのはよかった」と安どの表情を見せた。
8月は、兄弟子の十両・紫雷(32)の付け人として初めて巡業に同行。申し合い稽古にも連日積極的に参加し「いつもと違う人とやることで(自分の)意外と得意なこととか苦手なこととかが見つかった」と新たな学びも得た。幕下で戦っていくための今後の課題は、入門時から常々挙げている増量。現在の体重は118キロで「ひとまず九州場所までに120キロ。完成形は130キロぐらい」と目標設定した。
国立大出身力士の歴代最高番付は、埼玉大中退で現三段目の庄司(30=武蔵川部屋)の東幕下43枚目。卒業に限れば、琉球大卒の一ノ矢(現・高砂部屋コーチ)の東三段目6枚目。国立大卒力士の最高位更新とともに、国立大卒で史上初の幕下昇進がほぼ確実となった。