サントリー・高橋藍VS大阪B・西田有志 開幕で激突 バレー新設SVリーグ 地上波生中継で高視聴率期待
2024年10月01日 04:45
バレーボール
レシーブ力が高い高橋藍が「西田選手はサーブが武器。エースを取られないように(レシーブで)返して攻撃に展開したい」と対抗心を燃やせば、西田は「ハイレベルなバレーになる。良いサーブを打てるよう準備したい」と自信を漂わせた。
6900人の観衆を見込む開幕戦の入場券は販売開始から約1時間半で完売した。先行抽選販売された8万円の席は当選倍率が64倍以上になるほどの人気だった。フジテレビが地上波で生中継することも決定している。パリ五輪では男子準々決勝イタリア戦の平均世帯視聴率が全競技を通じて最高となる23・1%を記録した。男子バレーの人気を物語る数字で、SVリーグでも高視聴率が期待される。
開幕戦は特別な演出が用意されている。米津玄師、宇多田ヒカルらの作品に参加する作曲家・坂東祐大氏が音楽を担当。バレー漫画「ハイキュー!!」とのコラボによるキービジュアルも制作される。ただ重要なのは選手のパフォーマンスだ。
西田は「五輪をきっかけにバレーボールは(メジャースポーツに)片足を突っ込み始めている。19年W杯や東京五輪の後も注目されたけど継続できなかった」と危機感をにじませ、高橋藍は「リーグを盛り上げるためにも開幕戦が重要。チャンスだと思う。自分たちがバレーボールのレベルを上げることが世界最高峰のリーグにつながる」と使命感を込めた。
▽SVリーグ 27年までの完全プロリーグ化、30年に「世界最高峰のリーグ」になることを目指し10月に開幕する。SにはStrong(強く)などの意味が込められている。初年度は男子10チーム、女子14チームが参戦し、来年5月に閉幕。Vリーグから規定が変更され、同時に出場できる外国籍選手数がアジア枠を含め2人から3人に増える。