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【スノボ】三木つばき「質と量を高めた」肉体強化に手応え 「得意じゃない」自炊も進歩 欧州合宿へ出発

2024年10月01日 12:10

スノーボード

【スノボ】三木つばき「質と量を高めた」肉体強化に手応え 「得意じゃない」自炊も進歩 欧州合宿へ出発
フランス、スウェーデンでの合宿のため成田空港から出発した三木つばき Photo By スポニチ
 スノーボード女子パラレル大回転で23年世界選手権覇者の三木つばき(21=浜松いわた信用金庫)が1日、フランスとスウェーデンでの雪上練習のため、成田空港から出発した。滞在期間は約1カ月間の予定で、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の前年となるシーズンに向けて、技術や体力の強化を図る予定。出発前には取材に応じ、「今季の大きな目標は世界選手権(25年2月、スイス)の2連覇。17戦が予定されているW杯では全体の70%で4強に進出したい」と明確な数値目標を掲げた。
 22年北京冬季五輪には18歳で初出場するなど10代から世界で活躍してきた三木だが、「まだまだ発展途上。成長のスピードを止めたくない。(優勝した23年の)世界選手権も本当にトップの選手は出ていなかった」とどん欲だ。W杯では2勝を挙げ、種目別2位と飛躍した先シーズン後は4月にはトレーニングを再開。「質と量を高めた」ことで、体重は目標だったという70キロを上回り71キロ程度を維持できるまでに筋肉量も増えたという。

 今後1カ月は雪上で滑り込み、理想としている「ひねり」を入れたスムーズな滑りの完成を目指していく。五輪2連覇中のエステル・レデツカ(チェコ)を参考にしているものの、まだまだ発展途上。「現状の滑り方でもレデツカ選手以外には勝てるレベルにある。(新しい滑り方は)世界選手権で出せたら」と練習と実戦を積み重ねて、焦らずに極めていく方針だ。

 1カ月間の欧州滞在中は、「得意じゃないんですよ」と苦笑いする自炊にも挑戦するという。この日も大量の食材や調味料を持参し、空港のカウンターで預けた。オフ期間は母・志保子さんから好きなメニューの「トップ5に入る」というトマトとナスとベーコン入りパスタの手ほどきを受けたといい、「レシピ通りに作っても、なかなかうまくいかない。何ででしょうね(笑い)。でも何とか食べられるところまで来たと思います」と告白。自分の胃袋を自分で支え、11月末のシーズンインに備える構えだ。

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