オリオールズ 上原&川上に条件提示へ

2008年12月11日 06:00

野球

 オリオールズが10日(日本時間11日)にも巨人からFAの上原、中日からFAの川上の両投手に条件提示を行うことが分かった。ストックスティル国際スカウト部長が「交渉はあした(10日)かあさって(11日)に行う」と明かした。この日は上原の代理人ピーパー氏、川上の代理人エバンス氏の順に接触。ローテーション投手としての重要性や、受け入れ態勢の整備などを熱心に訴えた。
 すでにオ軍は2年総額1000万ドル(約9億2000万円)前後で3年目は球団が契約延長の選択権を持つ条件を用意。さらに、専属の通訳やトレーナーなどの付帯条件も充実させる。ストックスティル部長は「われわれは日本マーケットを非常に重要に考えている。タイムテーブルは設けない。辛抱強く交渉していくつもりだ」としたが、他球団に負けない好条件をいち早く出し、交渉を優位に進めたい考えだ。
 一方、川上の代理人を務めるエバンス氏は10球団以上と接触し、積極的な“売り込み”を行った。球団名は伏せたが、オ軍については「今まで日本人が行ったことがないチームなのに、細かいことにも気を配り、万全の環境を整えようとしている。その姿勢に感銘を受けた」と語った。
 今FA市場の目玉であるサバシア(ブルワーズからFA)がヤンキースと基本合意するなど、大物選手の争奪戦が活発化する中、日本人投手の獲得に全力を挙げているオ軍の熱意は上原、川上に届くか。

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