阪神

2008年12月11日 06:00

野球

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トライアウトのシート打撃で力投を見せた正田。台湾での再起を誓う
 2度のトライアウトでも国内球団から吉報は届かなかった。あきらめたくない――。そう思っていた正田のもとに、台湾からの連絡があったのは今月2日の夜だった。来年1月、台湾プロ野球「興農ブルズ」のキャンプで入団テストを受けることを決めた左腕は「12球団で話が来なかった。海外でもいい。どこかでやりたい」と悲壮な決意を語った。
 99年夏の甲子園で桐生一のエースとして優勝。ドラフト1位で日本ハムに入団し、02年には9勝を挙げて新人王を獲得と“順風満帆”なはずだった。ところが、度重なる故障もあってその後は苦しんだ。07年に阪神移籍も1軍のマウンドに再び立つことはできなかった。不安がないわけではないが「この先の人生を考えたら自分自身にとっても勉強になる」。過去の栄光も、プライドもかなぐり捨てて、正田が新たなスタートラインを目指す。

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