小笠原ＷＢＣへ、ハワイＶ旅行トレ！

2008年12月11日 06:00

野球

小笠原ＷＢＣへ、ハワイＶ旅行トレ！ — 副賞の車にマスコットキーをかざし笑顔を見せる小笠原道大

　巨人・小笠原道大内野手（３５）が１０日、都内で行われた「ヤナセ・ジャイアンツＭＶＰ賞授賞式」に参加し、来年３月のＷＢＣに備えて早期始動する構えを示した。１６日からのハワイ優勝旅行中にもトレーニングを再開し、連続世界一へのスタートを切る。

　１年の疲れを取り、リフレッシュするための優勝旅行は約１週間滞在予定だが「メンテナンスくらい。プール入って食べて寝てだと肉が付きすぎる」と“ハワイ始動”する決意を口にした。昨年１１月に左ひざを手術。今春キャンプは別メニュー調整した。来年はシーズン前にＷＢＣが控えるだけに「メンバーに入るのであれば３月の頭に（状態を）マックスにしたい。逆算していく」とハイペース調整を宣言した。
　日本ハム時代の前回大会（０６年）前はキャンプ地・名護に先乗り。１月中からフリー打撃を行った。今回も年内に体を動かすことで例年以上に仕上げる構えだ。前回は８試合で打率・２３１、７打点、０本塁打と満足できる数字ではなかった。２大会連続世界一へ、小笠原がＷＢＣを見据えながらオフを過ごす。

　＜ヤナセＭＶＰでベンツをゲット＞小笠原は授賞式でメルセデス・ベンツＥ２５０アバンギャルドをゲットした。「この不景気で車を１台頂きありがとうございます。ヤナセの車のように足回りを固めて不景気を吹き飛ばせるようにフルスイングしていきたい」と初受賞の喜びを語った。車離れが進む若者には自身の体験談も踏まえ「プロに入った時に諸先輩が高級車に乗っているのを見て、いつかは自分もと思った。希望を持ってやってほしい」。ヤナセの西山社長は「次に受賞したらもっと高い車をあげます」とエールを送った。