侍ジャパン打線はキム・グァンヒョン攻略がカギ

2009年03月06日 21:42

野球

 【WBC】日本の7日の相手は宿敵の韓国に決まった。前回大会は1勝2敗、北京五輪では2敗と近年は劣勢。9日に再戦の可能性はあるが、精神的に優位に立つためにも必勝を期したい。
 攻撃は、先発が有力視される金広鉉(キム・グァンヒョン)の攻略に尽きる。高速スライダーは頭で分かっていても、ボール球に手が出るほどの鋭さ。徹底的に研究した五輪でも2度封じ込まれ、今回も球筋の見極めは難しそうだ。
 糸口はある。今回のメンバーでは青木が随一の相性の良さを誇る。左腕に強い内川、俊足の片岡、福留らのメジャー勢と“新戦力”もいる。球数を多く投げさせる意味でも投手対打者の勝負にとどまらず、走者や前後の打者などを連動させて揺さぶり、いかに攻めに厚みを持たせられるか。
 一方、相手の打線は李スンヨプ(巨人)が不在でもチェ・シンス(秋信守)、イ・デホ(李大浩)、キム・テギュン(金泰均)の中軸は強力。先発予定の松坂でも力でねじ伏せるのは容易ではない。ダルビッシュの中1日での起用も注目されるが、韓国を得意とする渡辺俊、杉内ら異なるタイプで次々と目先を変えたい。
 韓国は強化試合で内角攻めにもろさを露呈した。速球に強い打者が多く、制球ミスで長打を浴びる危険性はあるが、有効に使うべきだろう。

 ▼日本・原辰徳監督の話 (韓国は)予想通り、走攻守のバランスが取れた素晴らしいチームです。

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