巨人 ドラ4捕手 ポスト阿部争いで評価急上昇中!

2010年02月14日 08:38

野球

 【巨人担当・山田忠範】
 昨年10月29日、ドラフト会議後に巨人・原監督は「正捕手は(阿部)慎之助がいる。何年か後に巨人を背負って立つ選手になってほしい」と言った。鬼屋敷正人(18)、市川友也(24)、育成の河野元貴(18)と指名した3人の新人捕手に対して向けた言葉だった。そして宮崎キャンプ。首脳陣の評価が急上昇しているのが、鷺宮製作所からドラフト4位で入団した市川だ。
 原監督と同じ東海大相模―東海大出身。強肩だけでなくインサイドワークにも定評がある。今回のキャンプでは長野、土本とともに主力組のA班に抜てきされた。打撃練習でも新人らしからぬ鋭い当たりを連発。まだ、村田打撃コーチから上体が前に突っ込む悪癖を指摘されることも多いが、将来性のある24歳について原監督も「課題はあるが(打撃練習などで)いい打球を打ってる」と一定の評価を与えている。
 いきなりアピールにも成功した。13日はB班主体の紅白戦だったが、原監督も見守る前で2回に左前打。4回は2ストライクから際どい変化球を2球見逃して外角の直球を中前に運んだ。実戦デビューで2打数2安打。市川は「日々の練習で、だんだんと前に突っ込まず、球を長く見られるようになってきました」と胸を張る。当面の目標は阿部、鶴岡に続く3番手捕手として開幕1軍のメンバーに名を連ねること。課題を消化しながら、1歩ずつ階段を上がる。

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