「脱力打法」成果だ!中田、技あり1号
2010年02月14日 06:00
野球
「昨年ならあの球はファウルか、詰まっていた。60~70%の力でも100メートルぐらいは飛ぶと分かっただろう」と大村打撃コーチ。これまでの中田は右脇を開けた構えから、ボクシングのフックパンチのような軌道を描き、インパクトの瞬間に右手でボールを押し込んだ。しかし2軍レベルなら対応できても、切れがある1軍級投手を攻略することはできなかった。
右脇を締めて脱力することを心掛け、力みがなくなったことでバットをコントロールしやすくなった。5回、金村の低めのフォークボールを打ちに行きながらバットは止まった。直後の外角カットボールを泳ぎながら中前へ。「今まではトップから力が入ってバットの軌道がズレやすかった。力んでいたから予想外のボールに対応できなかった」と大村コーチ。力みとともにアウトステップの悪癖も消え、課題の外角の変化球に対応した。
ルーキーだった08年、初対外試合の阪神戦で直球を左越え場外に運んだが中田は「それに比べたらきょうの方がよかった」と振り返る。当たりは悪くても、その経過に手応えを感じている。左翼の守備も5度の機会を無難にこなした。3年目の成長。試合後、名護に戻ってから黙々と打撃マシンに向かった姿がそれを証明していた。
≪スパイク忘れデコピン≫中田が試合後、福良ヘッドコーチにデコピン制裁を食らった。スパイクを忘れ、人工芝用スパイクでプレーして怒られたものだが、本人は「人工芝用?打ちづらくなかった。打ちづらかったらスパイク履いてるわ」と平然。いかにも中田らしいが、ゴム底の人工芝用スパイクでは滑りやすく、ケガにもつながるだけに清水外野守備走塁コーチも「スパイク忘れたから、きょうは70点」とあきれ顔だった。
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