木田画伯 アメリカンドリームは選手だけじゃない

2018年02月16日 11:30

野球

木田画伯 アメリカンドリームは選手だけじゃない
木田画伯、ドジャース時代の恩人がMLBスタッフに Photo By スポニチ
 日本ハム・木田優夫GM補佐(49)による今回の「木田画伯の球界絵日記」は今キャンプ2度目となる「アリゾナバージョン」です。メジャー時代にいろいろな方々のサポートを受けましたが、そんな方たちと再会できるのも楽しみなアリゾナキャンプ。ドジャース時代の2003年から親交が続いている2人とも思い出話に花を咲かすことができました。
 チームがアリゾナキャンプを終了する前、僕は一足早く、現地時間14日の早朝にアリゾナを出発して帰国しました。

 名護では新球場を建設中(20年開場予定)のため、国頭の施設も使用しながらビジターでの試合中心の、例年とは違った名護キャンプになります。

 ところで、今回のアリゾナキャンプでも僕が米国でお世話になった人たちが、たくさん視察に来てくれました。そのうちの2人がドジャースの中島陽介氏(47)と石橋史匡氏(34)です。

 中島氏は僕がドジャースに入団した03年の春季キャンプにインターンとして参加していて、その時に僕が交通事故で入院した際に付き添ってくれたトレーナーです。

 その後、マイナーリーグのトレーナーとして何年も経験を積み、今ではメジャーリーグのトレーナーになっていて、昨年はオールスターゲームにも行くなど活躍しています。メジャー中継でドジャースのベンチが映った時に、この「丸顔」を見かけた人もたくさんいるのではないでしょうか。

 もう一人の石橋氏も彼がまだロサンゼルスで大学に通っていた15年前に自主トレを手伝ってくれたことが縁で、それからも現地での僕の自主トレをサポートしてくれました。その後、米国の独立リーグや日本のクラブチームでのプレーを経て、ドジャースとマイナー契約しました。選手としてはすぐに引退することになってしまいましたが、ブルペン捕手や通訳などの仕事をしながら球団に残り、一度はチームを離れたものの、今度はマイナーリーグのコーチとして復帰しました。そして今年は、またブルペン捕手とデータ分析のスタッフとしてメジャーリーグに上がりました。メジャーリーグには選手以外にも夢をかなえた日本人がたくさんいます。彼らの活躍が、これからも楽しみです。 (日本ハムGM補佐)

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