則本11Kで今季初完投!4年連続奪三振王がエンジン全開

2018年04月21日 05:30

野球

則本11Kで今季初完投!4年連続奪三振王がエンジン全開
楽天先発の則本 Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   楽天5―2オリックス ( 2018年4月20日    楽天生命パーク )】 笑っていた。9回2死からオリックスの代打・中島が出てくると、楽天・則本の頬が緩んだ。
 「安達さんが来ると思ったけど、ナカジさんが来たので…」。それぐらい余裕があった。110球目、150キロの直球で右飛に仕留め、2失点で今季初の完投勝利。チームを今季初の連勝に導いた。「一人一人、自分の仕事をすれば勝ちはついてくる。今後も仕事を果たしていきたい」。エースはお立ち台で前だけを見据えていた。

 4年連続奪三振王は今季初の2桁となる11三振を奪った。通算32度目でパ・リーグ11位タイ。尊敬する田中(現ヤンキース)の持つ球団記録にあと5と迫った。3回まで奪った3つの三振の決め球は全てフォーク。しかし、3回に吉田正にフォークで適時打を打たれた。「最初は良かったが、見極められるようになった。そこでうまく変えられた」。決め球にスライダー、直球も交えて4回以降は得点を許さなかった。

 前回13日の西武戦では6回6失点で敗戦投手だった。フォームのバラつきを修正して快投。梨田監督は「ハーマンも松井も前日投げている。休ませる意味でも一人で投げてくれて助かった」とねぎらった。エースのあるべき姿が戻ってきた。(黒野 有仁)

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